無事多摩川を渡り「川崎宿」へ、しっかり「旧東海道」の案内板が出ていて有難いですねぇ。
川崎市の「砂子」辺りから「川崎宿」になりますが、都市のビルばかりで昔の面影は全然ありませんねぇ。
川崎の「小土呂橋」のこの辺りまでが「川崎宿」です。
「小土呂橋」は東海道が新川掘という排水路を横断するところにかかっていた橋で、昭和6~8(1931~1933)年に埋め立てられたため、橋の欄干の親柱だけが交差点脇の歩道に保存されています。
約280年前、ベトナムからきたゾウが、この橋を渡って江戸に行きました。昔の面影で道はずっとまっすぐの直線に造ったのでしょう。
そして『旧東海道』を進むと緩い左カーブとなり、京急とJRの駅「八丁畷(はっちょうなわて)」にあたります。
現在の『旧東海道』は京急線の線路があり、迂回した様に曲がっています。
京急線の踏切を渡って再び『旧東海道』を進みます。道路の上をJR南武線が走っています。
そして真っ直ぐ進むと「鶴見橋(現鶴見川橋)」にでます。
家康が東海道を整備した慶長年間に架けられた橋で、六郷川(多摩川)の橋は元禄年間の洪水で流失し,明治初年まで渡し船になっていたため,「鶴見橋」は江戸を出て京都へ向かう旅人が,最初に渡る大きな橋だった様です。
「鶴見橋」を超えて進むとJRと京急の鶴見駅に出ます。
そして『旧東海道』は京急鶴見駅の脇を通り続きます。
その先は再び住宅街に入り、普通の道が続きます。
次回はいよいよゴールです。