数年前に編んだこのベスト、この時期に毎年数回着ています。
なかなか評判がいいのです。(自分で言うか!)
数日前、これを着て歩いていると、見ず知らずの女性の方が
「まあ、可愛い。」
「私の事?」(なわけはない、キッパリ)
「あなたが編まれたの?猫がとっても可愛いわね。」
「はあ、ありがとうございます。」(やっぱり、私じゃない、猫だ)
面識のない方から、こんな事を言われた事ってあったかしら?うん十年生きてきたけれど多分ない。いやきっとない。あったら、忘れるはずがないもの。
とっても嬉しかったのです。たったの文字で数えたら数字なのに。言葉って凄い。
私は、よく、ベビーカーの中の赤ちゃんを見ては、「可愛い!」ってつぶやいてしまいます。しかし、ダンナは、それを凄く嫌がります。他人に干渉すべきではないという考えらしいのです。
でも、「可愛い!」って言われて、嫌な思いをするパパやママはいないと思うって一応反論するんですが。
思っていないホメ言葉はお世辞になるけど、心から思って出るホメ言葉は、口に出してドンドン伝えたいと思います。だって言わないで心の中だけで思っていても相手に伝わらないんですものね。
宇野千代「幸福の言葉」より
「あなたはやさしいのね」、「あなたの表情は美しいわ」、「あなたの声はすてきね」、これらの言葉は魔法使いである。
私の小さな幸せ
一日中、ぽかぽかと、とってもあったかかったです。あったかいと心まであたたかくなって、人に優しくなれるような気がしました。