今日は、大相撲、久々の満員御礼が出ました。
後ろの方は、こころなしか空席があったような気がしたのですが・・・・・。
ブログ力士普天王が帰ってきました。いいぞ~がんばれ~と応援したのですが負けてしまいました。
明日は、対横綱。倒してくれ~普天王。
先日天野祐吉さんの本「バカだなア」の事を書きました。
その本の解説を岸本葉子さんが書かれています。彼女の事はこの解説ではじめて知りました。
(この本1989年に刊行された本です。)
解説 漢字の人とひらがなの人 岸本葉子から
国技館に相撲を観にいき、横綱が登場する段になると、はらはらする。土俵入りのときが、特にそうだ。
土俵入りは、曙と貴乃花のふたりの横綱により、ひとりずつ行われる。そうすると、貴乃花の方が、声援がダン然多いのである。シコを踏むのに合わせての、
「ヨイショ」
というかけ声も、貴乃花のときは館内が揺れんばかりなのに、曙になると、ほんのばらばらだ。
貴乃花は日本人だけど、曙はガイジンだから、などというケチな理由でこうなるとは、考えたくない。が、曙があれでなかなかデリケートな性格だから、そう思ってしまわないだろうか。
私はへんに気づかいして、
「アケボノー、アケボノーッ」
とムキになって叫び、あらん限りの力をこめて拍手する。おかげで、土俵入りをすませて、花道を引き上げていくころには、疲れ果ててしまう。
私は、貴乃花より曙が好きだ。誰が何といってもだ。
・・・・・・・・・
で、岸本さんは、貴乃花が気に入らない理由に、彼が横綱に昇進したしたときの、
「フシャクシンミョウ」 不惜身命にあると書いています。
大関になったときも、テレビにわざわざフリガナつきのテロップがつかないとわからないような言葉だった、音を聞いてもすぐにわからないような言葉を使う人を、信じられないというのが彼女の考え。
それに引き換え、外人の曙の言葉が岸本さんの心にはせつせつと伝わってきたそうです。
この言葉で、人間性を判断した岸本さんは、人を見る目を持った凄い人だと思いました。
その後の貴乃花の人生をドラえもんにどこでもドアかタイムマシンでも借りて引退後の貴の花を見て来てこの解説を書いているようですものね。
そして、岸本さんがガイジンで、曙の他に、この人の言葉はいいなっと思った人小泉八雲の言葉を紹介しています。
あの小さい虫、よき音して、鳴いてくれました。
私なんぼ喜びました。
しかし、だんだん寒くなって来ました。
知っていますか、知っていませんか、すぐに死なねばならぬということを。
彼女のエッセイを読んでみようと思います。
今日の私の小さな幸せ
父の13回忌の法事で実家に帰り、兄達と久しぶりにあってゆっくり話ができた事。