今日、お昼に「回るおすし屋さん」に行きました。
そのお店は、全て100円ではない「回るおすし屋さん」。
100円、200円、300円、500円、1000円。
「回るおすし屋さん」に行かれたことのない方の為に、ちょっと説明。
お皿の絵柄が地味なのは100円。お皿の絵柄が派手になるほどお高くなります。
で、私、地味目なお皿を手に取り、食していました。
すると、まあ~何とも美味しそうな大トロが向こうのほうから、カタカタと音をさせながら、こちらに向かってきているではないですか。
誰も手に取らずに、少しぱさついているものとは違い、今握られたばかりという顔をしています。フレシュ、フレシュ、フレ~シュ♪
「うわ~、おいしそう!」
と、お皿の絵柄も忘れ、手を伸ばそうとしました。
そのお皿に手が届くまでの数秒間に私はいろんなことを考えました。
お昼に、こんな豪華なものを食べていいのだろうか?
誕生日でもない、記念日でもない、別にいいことがあったわけでもない、それなのに食べていいのだろうか?
お給料日までまだ一週間ある、この一週間が1番きついのにこれを食べてもいいのだろうか?
私は自省しました。出した手を引っ込めたのでした。
すると、お隣に座られていた、とても上品な年配の女性とばっちり目があってしまったのです。
ぎゃ~、はずかしい、見られていたんだわと思った私は、えへっみたいな苦笑いをその女性にしてしまいました。
その女性は、
「こんなお高いものお昼から食べられませんよね。」
と言わんばかりの顔で微笑みを返してくれたのです。(本当はそう思っていなかったかもしれないのですが。私が勝手にそう思っただけなのです。)
二人でフフフと笑い、又お互いの連れと一緒に食べ始めたのでした。何か心の中がとってもあたたかくなりました。
微笑み、笑顔ってすごい力がありますね。
言葉も魔法使い、笑顔も魔法使いだと思いました。
そういえば私の好きな中村天風さん言ってました。
笑いというものは、
苦しみや悩みに疲れる心や体を、
「ほどよくこれをもって調和せよ」
ということで、人間にだけ与えられた
特別なものに他ならないんですよ。
って。
今日は笑いが私の気まずさを調和してくれました。
今日の私の小さな幸せ
お給料が出たら、握りたての大トロを食べるという目的ができたこと。
プロバスケットボール、bjリーグの試合見て、本物のダンクシュートの迫力に魅了された事。