今日のお花見弁当はこちら~。
「またかい!」とつっこまれるのは覚悟の上!(ちょっと、オーバー?)
団地の高齢者の方々とのお花見。
あいにくのお天気でした。
例年は、ボランティアのメンバーの車に分乗して桜の名所に出かけます。
しかし、今日は、いつ泣きだすかわからない曇り空。
急きょ、集合場所である公民館の駐車場の桜の下に変更。
ここ数日降り続いていた雨や強い風にもめげず、枝の先端のほうはかろうじて桜の花が残っていました。
曇り空から少しずつ、日がさしてきました。
風がさ~っとふくたびに、はらはらと舞い散る花びら。
「いいねぇ~」
とあちらこちらから、歓声があがります。
よかった~、なんとかお花見ができて、ホッとしました。
私が、この団地の中にあるボランティアのグループに参加したのは6年前。
ゴミ出しから帰っていると、
「ねえ、今日お仕事お休み?だったらお花見場所まで高齢者を車で運んでくれない?」
「あ、車足りないんですか?いいですよ」
と安受けあいしたのが運のつき。いえいえ、違う違う。
その日、そんままお花見に参加。
もうその時のびっくりした事。今ではっきりと思い出します。
ブルーシートからはみ出すくらいの人数の高齢者の方々。
爪の先にマニキュアをし、アウトドアの装い。まずそのオシャレ感覚にびっくり。
お弁当は用意しているのですが、それぞれに自慢の手料理一品ずつ持参してきているのです。
それは、まさにおばあちゃんの知恵袋からでてきたようなお料理ばかり。
このお料理を並べて、お店開いたらそこら辺のお店より絶対人気まちがいなしと思ったほど。
ビールも飲みます。
桜の下は、華やかでにぎやかな宴の席に。
食べて飲んだら、次はゲーム。
もうみんな商品とリに真剣。
きゃ~、私達こんなにゲーム真剣にしたことない~!!!くらいな勢い。スゴッツ!
まだまだ終りません。
次は、「炭坑節」を大きな円になって踊ります。
みんなお上手です。
で、最後になつかしい歌を歌って、お し ま い。
お元気で活き活きされていることに驚き、こんなお元気な高齢者の方たちが同じ団地に中にいらっしゃることにもびっくり!
でも、やっぱり、6年の歳月は大きいですね。
もう、踊る人もビールを口にされる方もいません。
入院されている方、施設に入られた方、子供さんのところに引っ越された方、お亡くなりになった方も何人か・・・。
随分、人数が減ってきました。
勿論団地の中は高齢化は進んでいるのですが
「まだまだ、そういう会に入るほどの歳ではない」
とお誘いしてもつれない返事。
勿論、
「いえ、十分ですよ」
なんて口がさけてもいえませんからね。
「来年もお花見に参加できるといいね~」
といいながら、今日のお花見も無事解散となりました。
みなさんが、いつまでもお元気でいてくれますように。
今日の私の小さな幸せ
いつもは高齢者の方に
「ひざの調子はいかがですか?」
とか
「腰は大丈夫ですか?」
と声をかけている私が、今日は
「ま~、骨を折ったって聞いたけど、もう大丈夫なの?一体何をしていたの?」
と反対に心配してもらいました。
なんか嬉しかったです。
あの時、車出してくれないという声をかけられなかったら、ボランティアはしていなかったと思います。
きっかけって、本当にささいなことなんですね。