小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

だ~れだ?

2009-06-24 17:45:09 | 読書

 

ぐったりした紫陽花や、早苗に恵みの雨。

 

しばらく続くかな?と思いきや、また晴れ。

 

大分は、どうやら今年はカラ梅雨のようです。

 

徳永英明のアルバム「WE ALL」の中の

砂時計にこんなフレーズがあります。

 

眠るように息を殺して待った夜が

空知らぬ雨に溶けて行く

 

そうなんだ、雨って、空を見たことがないんだわ!

と、妙に納得。

この詩は、もちろん徳永さんです。

 

では、ここで、問題!!

この小説は、一体誰が書いたのでしょう?

 

そうかも知れない。

私は、たしかに、いけなくなった。

くだらなくなった。

いけない、いけない。

弱い、弱い。

だしぬけに、大きな声が、ワッと出そうになった。

ちぇっ、そんな叫び声あげたくらいで、自分の弱虫を、ごまかそうたって、だめだぞ。

もっとどうにかなれ。

私は、恋をしているのかも知れない。

青草原に仰向けに寝ころがった。

・・・・

「みんなを愛したい」

と涙が出そうなくらい思いました。

じっと空を見ていると、だんだん空が変わってゆくのです。

だんだん青味がかってゆくのです。

ただ、溜息ばかりで、裸になってしまいたくなります。

それから、いまほど木の葉や草が透明に、美しく見えたこともありません。

そっと草に、さわってみました。

美しく生きたいと思います。

 

 

は~い!!

って、手を挙げたあなた、正解です。

答えは、明日。

 

なんて、嘘嘘。

 

これは、生誕100年をむかえた太宰治の

「女性徒」

の一部分です。

 

女より女らしい気持を書けるといつ読んでも、感心させられます。

こんな文章を、女性の作家が書いたら、どんびきするかもしれません。

太宰治だから、いいんですね。

昨夜も、NHKのクローズアップ現代で、彼を取り上げていました。

 

私も、そんなに沢山読んだわけではないのですが、どこかに必ず前向きな文章が書かれているんですね。

 

この「女性徒」も最後の方で

 

明日もまた、同じ日が来るのだろう。

幸福は一生、来ないのだ。

それは、わかっている。

けれども、きっと来る、あすは来る、と信じて寝るのがいいのでしょう。

 

って。

 

今日の私の小さな幸せ

 

あ~ナイターがないと、つまらないな~。

 

 

コメント (14)
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