ぐったりした紫陽花や、早苗に恵みの雨。
しばらく続くかな?と思いきや、また晴れ。
大分は、どうやら今年はカラ梅雨のようです。
徳永英明のアルバム「WE ALL」の中の
砂時計にこんなフレーズがあります。
眠るように息を殺して待った夜が
空知らぬ雨に溶けて行く
そうなんだ、雨って、空を見たことがないんだわ!
と、妙に納得。
この詩は、もちろん徳永さんです。
では、ここで、問題!!
この小説は、一体誰が書いたのでしょう?
そうかも知れない。
私は、たしかに、いけなくなった。
くだらなくなった。
いけない、いけない。
弱い、弱い。
だしぬけに、大きな声が、ワッと出そうになった。
ちぇっ、そんな叫び声あげたくらいで、自分の弱虫を、ごまかそうたって、だめだぞ。
もっとどうにかなれ。
私は、恋をしているのかも知れない。
青草原に仰向けに寝ころがった。
・・・・
「みんなを愛したい」
と涙が出そうなくらい思いました。
じっと空を見ていると、だんだん空が変わってゆくのです。
だんだん青味がかってゆくのです。
ただ、溜息ばかりで、裸になってしまいたくなります。
それから、いまほど木の葉や草が透明に、美しく見えたこともありません。
そっと草に、さわってみました。
美しく生きたいと思います。
は~い!!
って、手を挙げたあなた、正解です。
答えは、明日。
なんて、嘘嘘。
これは、生誕100年をむかえた太宰治の
「女性徒」
の一部分です。
女より女らしい気持を書けるといつ読んでも、感心させられます。
こんな文章を、女性の作家が書いたら、どんびきするかもしれません。
太宰治だから、いいんですね。
昨夜も、NHKのクローズアップ現代で、彼を取り上げていました。
私も、そんなに沢山読んだわけではないのですが、どこかに必ず前向きな文章が書かれているんですね。
この「女性徒」も最後の方で
明日もまた、同じ日が来るのだろう。
幸福は一生、来ないのだ。
それは、わかっている。
けれども、きっと来る、あすは来る、と信じて寝るのがいいのでしょう。
って。
今日の私の小さな幸せ
あ~ナイターがないと、つまらないな~。