田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【ほぼ週刊映画コラム】『セッション』

2015-04-18 19:02:52 | ほぼ週刊映画コラム
TV fan Webに連載中の
『ほぼ週刊映画コラム』

今週は

憎悪が生み出す負のパワーの強さを描いた
『セッション』




今週の名セリフは↓

「才能のない奴はロックをやれ」


詳細はこちら↓

http://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/994819
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ジャック・レモンの魅力はキンキンから教わった

2015-04-18 18:43:56 | 映画いろいろ

 キンキンこと愛川欽也が亡くなった。晩年は司会者や2時間ドラマの名脇役としてのイメージが強かったが、その昔、キンキンば“声の名優”だったのだ。

 子供の頃に見たテレビアニメなどでは、例えば、「おはよう!こどもショー」のロバくん、「スーパースリー」のマイト、「マッハGoGoGo」の覆面レーサー、「悟空の大冒険」の沙悟浄、「ハクション大魔王」のそれからおじさん、「いなかっぺ大将」のニャンコ先生等々、まさに変幻自在の声で楽しませてくれた。後年は、ラジオの深夜放送『パック・イン・ミュージック』でもお世話になった。



 それらにも増して、キンキンといえばジャック・レモンの声の吹き替えが絶品だった。ビリー・ワイルダー監督の『お熱いのがお好き』(59)、『アパートの鍵貸します』(60)、『あなただけ今晩は』(63)、『お熱い夜をあなたに』(72)、『フロントページ』(74)…。他にも『ミスタア・ロバーツ』(55)、『夜の乗合自動車』(56)、『ちょっとご主人貸して』(64)、『女房の殺し方教えます』(64)、『グレート・レース』(65)
などなど…。

 キンキンは、レモンの持ち味である小市民的なユーモアとペーソス、そして時に陥る狂気などを見事に日本語で表現していた。こちらは、本人の声よりも先にキンキンの吹き替えでレモンに親しんでいたから、後から本人の声を聞いた時に、あれっ何か変だなと違和感を覚えた。妙な話だが、キンキンの方がレモンらしいなと思ったのだ。そうなのだ。ジャック・レモンの魅力を最初に教えてくれたのは愛川欽也だったのだ。

 当ブログでジャック・レモンについて触れた、名画投球術No.10 「枯れないおじいさんが観たい」ジャック・レモン&ウォルター・マッソーはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e34bed1175b4f14047e2c232a1de2663

 名画投球術No.13 いい女シリーズ3「かわいい女を観てみたい」シャーリー・マクレーンはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/761dd43fae724252b8d00b08cd7af6b8

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