田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『バーニング・オーシャン』

2017-04-26 10:24:42 | 新作映画を見てみた

ちゃんとフロスもしなきゃダメだぞ

 2010年、メキシコ湾沖の石油掘削施設ディープ・ウォーター・ホライゾンで起きた原油流出による大爆発事故の様子を、SFXを駆使して描く。

 大筋は海洋パニック(デザスター)映画の趣だが、実話の映画化だけに、ドキュメンタリーを見ているような気分にさせられ、映画的興奮を削がれるところがある。

 主役の電気技師をマーク・ウォールバーグ、その妻をケート・ハドソン、施設主任をカート・ラッセル、管理職をジョン・マルコビッチが演じている。監督はピーター・バーグ。

 施設の安全確認を、歯磨きとフロスに例えて「後で痛い思いをしないように、念には念を入れろ」と話すラッセルのセリフが印象に残った。

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