『ブレードランナー』(82)の、35年ぶりの続編となる『ブレードランナー2049』を監督したドゥニ・ヴィルヌーブにインタビュー。
とても真面目な人で、質問にも誠実に答えてくれた。
本当に『ブレードランナー』が好きなんだなという感じがした。
詳細は↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1128564
「オレの肌は白いが血は黒い」
1960年代のオーストラリアを舞台に、実在したオーストラリア先住民(アボリジニ)のガールズ・グループ、サファイアズの活動を描く。
「オレの肌は白いが血は黒い」と豪語する、ソウル・ミュージックを愛してやまない白人男のデイブが、カントリーを歌っていた彼女たちの歌声に惚れてマネージャーとなる。演じるクリス・オドウドが傑作で、彼が陰の主役だと言っても過言ではない。
ベトナム戦争たけなわの中、彼女たちは戦地に慰問に行く。そこで戦争の実態を知って…というシリアスな側面もあるが、基本はコメディタッチのサクセスストーリーなので気軽に見られる。デイブと恋仲になる長女(デボラ・メイルマン)が、だんだんとチャーミングに見えてくるところが映画の魔術。
リードボーカルを務めるのは、テレビのスカウト番組出身というジェシカ・マーボイ。所詮イミテーションではあるのだが、なかなかうまく歌っていた。というよりも、やはり曲自体の魅力に負うところが大きいのだなあ。
だって、「ダンス天国」(ウィルソン・ピケット)、「アイ・キャント・ヘルプ・マイセルフ」(フォートップス)、「フーズ・ラヴィング・ユー」(ジャクソン5)、「悲しいうわさ」(マービン・ゲイ)などなどが、次々に歌われるのだから、こりゃたまらんぜ。