田中雄二の「映画の王様」

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『いつも上天気』

2018-12-06 06:57:06 | 1950年代小型パンフレット

『いつも上天気』(55)(2006.6.21.)

 スタンリー・ドーネン&ジーン・ケリーの共同監督によるミュージカル。



 いつもは明るいケリーの映画だが、これはちょっと苦い。戦争から一緒に復員した3人組が10年後に再会するが、違う人生を歩んだ彼らはもはや昔のような仲良しには戻れないという話だからだ。

 もっとも、そこにケリーとシド・チャリシーの恋をからめ、『雨に唄えば』(52)の雨同様に、ケリーがローラースケートを履いて歌い踊り、恋の喜びを表現する圧巻の場面がちゃんと用意されてはいる。

 それにしても『IT'S ALWAYS FAIR WEATHER』を『いつも上天気』とは、よくこの邦題を付けたものだと感心する。確かに人生は、この映画のように“いつも上天気”とはいきません。

 ジーン・ケリーのプロフィール↓

パンフレット(55・外国映画社(フォレン・ピクチャー・ニュース))の主な内容は
かいせつ・物語・スター・メモ(ジーン・ケリー、ダン・デイリー、シド・シャリッシ)監督スタンリイ・ドネン・各誌の批評


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