『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(08)
別の世界でウルトラマンとして戦った者たちが普通の人間として暮らしている世界が舞台で、かつてウルトラシリーズがテレビで放映されていた世界に本物のウルトラマンが現れる、という一種のパラレルワールド話。
主人公は、マドカ・ダイゴ (長野博)/ ウルトラマンティガ、アスカ・シン(つるの剛士)/ウルトラマンダイナ、高山我夢(吉岡毅志)/ウルトラマンガイアの3人。
彼らの住む横浜に、夫婦となった「ウルトラマン」のハヤタ(黒部進)とフジ・アキコ(桜井浩子)、「ウルトラセブン」のモロボシ・ダン(森次晃嗣)と友里アンヌ(ひし美ゆり子)、「帰ってきたウルトラマン」の郷秀樹(団時朗)と坂田アキ(榊原ルミ)、「ウルトラマンA」の北斗星司(高峰圭二)と南夕子(星光子)も住んでいるという設定。
まあ皆、本編では一種の悲恋に終わったカップルたちだから、これはこれで懐かしくもあり、ほほ笑ましくもあるのだが、女性陣のハワイアンダンスのシーンはちょっときつかった。
おまけに、「ウルトラQ」の主人公・万城目淳(佐原健二)がSF作家として姿を見せ、その相棒の戸川一平役の西條康彦、「ウルトラマン」のイデ隊員役の二瓶正也も登場し、ナレーターは「ウルトラQ」と「ウルトラマン」の石坂浩二が務めるという念の入れようには恐れ入った。
これらは、よく言えばオマージュだが、悪く言えば楽屋落ち。そもそも、子供心にもウルトラ兄弟という設定には付いていけなかったのだが、今思えば、それはアベンジャーズやDCエクステンデッド・ユニバースの発想にも通じるものだったのか…。
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