硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

吾輩はエモくないのである。

2020-09-08 19:16:33 | 日記
朝テレビをつけたら、「5000万回サブスク再生回数 リン音「」というニュースが流れていた。

何のことだかよくわからない言葉だった。そして、近頃調べた言葉を思い出して、蒲団の中で意味を考える。

おそらく、「インターネットでの定額料金の音楽配信サービスで配信されている「リン音」君という人の作った歌が、5000万回聴かれた」ということなのかなと思った。

むむむっ。それでもよくわからん。

最近思うけれど、「サムネ」とか「エモい」とか言う言葉を耳にすると、どういった意味だったかなと一旦考える。サムネイルは「凝縮した見本」。「エモい」は「心が震えた。感動した」という意味なのかなと捉えているけれど、あっているかどうかはわからない。

新しい言葉が生まれる中心にいる時は、感覚的に新しい流行りの言葉を使ってきたけれど、大人になってから冷静に考えると、少し歪だなと感じる。
言葉は世につれてどんどん変わってゆくものであるけれど、いつのまにか「乗り遅れている」事に気づく。そして、「無理しなくていいか」と諦める。そう感じる事がもう、お年寄なのかもしれない(涙)

音楽もすごく聴いてきて、様々なアーティストから、勇気をもらったり、希望をもらったり、共感してもらったりしながら、つらい時代を乗り越えてきた。今でも、音楽の力で乗り越えたいと思うときがある。でも、なぜか、心をわしづかみにする音楽に出会えない。

髭ダンさんも、米津さんも、あいみょんさんも、素敵なんだけど、なぜか心に響かない。
そして、「沢山の人に支持されているのになんでだろう」と考えてしまう。

僕自身が「エモくない」のである。
年齢を重ねる事とはこういう事なんだろうか。
寂しい限りである。