ノブとキョン+2の日々

日頃の出来事を書いています。
楽しく過ごせたらいいなと思います。

5人組

2020年06月07日 | ノブ
6月7日(日)
実家に泊まった今朝は晴れてました。
菜園に朝日がさしています。Yさんが丹精込めて育てているミニトマト「アイコ」
朝日を浴びて輝いています。ヒスイのような実をたわわにつけています。

赤くなるのはもっと先にですが、たぶん一度に赤くなり食べきれないこととなるでしょう。

花壇のヒマワリは少しづつ大きくなってきてます。

さつきの花はそろそろ終わりです。

今日は庭木の剪定作業を行ってましたら、
道向こうの畑の斜面にスモモが植わっており二人の女性が赤く色づいたスモモの実を
ちぎってました。会話からして外国の方でしたが、しばらくして帰ったようでした。

その時は、いつも畑仕事をしているおじさんの姿は見えませんでした。
いつも畑仕事に汗を流しているので、畑のどこかにいるのだろうと気にも留めずおりました。

そこへ5人組の若い女の子が自転車に乗ってやってきました。
二十歳そこそこの女の子たちで、ベトナムからの技能研修生でした。
何事かと思ったら道向こうの畑のスモモが欲しい「お金を払うから下さい」とのこと。

「じゃあ、隣のおじさんが畑のどこかにいると思うから、話をしてあげましょう」と
いうことになって畑に行ったけど、いない!

思えば、去年の今頃、道向こうのスモモはウチのだと思ってベトナム人の女性3人が
同じようにスモモを分けてほしいと来ていました。
その時は、隣のおじさんに声をかけ許可をもらって、スモモをちぎらせてもらいました。

おじさんは、たくさん生ってても食べないのでお金はいりません」と言っていたので、
今年もいいんじゃないと思い、「採っていいよ」と独断で許可しました。

しばらく5人組は楽しそうにちぎっている声が聞こえていましたが、突然静かになり
泣き顔でやって来て「ベトナム人はとっちゃダメ」と言われたとのこと。

「誰に言われたか」と聞くとフィリピン人の女性に言われとのこと。
さっきの二人の女性の一人が残っていたようでした。フィリピンの方だったんですね。

隣のおじさんとフィリピンの方たちは収穫する許可や約束ができていると思い。
「じゃあ、ウチのスモモをちぎりなさい」と裏山のスモモの木に案内しました。
採りやすいように 松葉かき(まっばかっ)を貸してあげました。

しかし、この木は3,4日前に妹夫婦がジャムづくりのため収穫済み。
妹夫婦によれば、ちょうど収穫が終わったころ その時も外国の方がお見えになり
「分けて欲しい」と頼まれ、ちぎったばかりのスモモを一箱譲ったそうです。
「お金はいらない」といったのに、母に千円置いて帰ったそうです。

そのような ことがあったので ウチのスモモの木は、青い実が少し残っているだけ。

しばらくしたら ニコニコしてビニール袋にたくさんのスモモを抱えて
松葉かきを返しに来ました。

話を聞くとビニール袋のたくさんのスモモは、フィリピンの方に譲ってもらったそうです。
500円で譲ってもらったそうで、お金を支払ってもすごく満足気の5人組でした。

妹夫婦がジャム用に収穫したもので、まだ熟していない実が二箱残っており、
赤くなるまで追熟中、この中から比較的に赤い実も選んで持って帰りました。

この五人組は、港の近くの鰹節工場に技能研修生として来日しているそうです。
港から ここはずいぶん遠く自転車でも時間がかかります。
なぜ、ここにスモモがあるのか?(聞けばよかったんですが・・・・)
多分去年から口コミで伝わっていたんだろうと思います。
わざわざ、こんな遠くまでやって来て、他にはスモモの木はないんだろうか?

「ウチはジャムや果樹酒にしたりするけど、どうやって食べるの?」の問いに
「生」との返事、塩をつけて食べたりするそうです。
ベトナムやフィリンピンの方たちは好きなんですね。

「ベトナムにはいつ帰る?」と聞いたら、来年の正月には帰るそうです。
日本に来て3年が経つそうで、嬉しそうに答えてくれました。

自転車に積むための段ボール箱も欲しいというので、そこにあった箱をあげて
機嫌よく帰っていきました。

ベトナムに帰っても日本の片隅で食べたスモモを忘れないでね。
また日本に来てください。

自宅に帰る途中に寄ったところ

癒されました。