かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

「民泊推進政策が心配です。

2015-12-10 | 気ままなる日々の記録

   最近政府の音頭取りか「民泊」推進が自治体レベルの規制緩和で進められているようです。東京都の世田谷区が推進を決めたというニュースがながされています。「民泊」とは、マンションとか、アパートとか自宅の空き部屋を外国人の宿泊用に貸し出すことを認めることで、高収入につながり、近所の商店やコンビニも売り上げが増加し地域活性化にやくだつという、ふれ込みです。

  主な外国人は中国人や、タイやインド人で安く海外旅行を楽しもうとしているひとたちのようです。オソマツ君が心配していることは宿泊すれば洗面所からバスルームやトイレも使うわけで衛生面の管理です。結核菌やノロウイルスの保菌者が来て日本人に感染しないか。

  健康診断とか、発熱したらすぐに医療機関に罹る習慣のある国の国民ならそれほど心配しないが

ほかっておいて治ったという人こそ強力な保菌者になっている可能性があります。そんな危ないおもいをしてまで売り上げを伸ばしたいのか?GDP600兆円とかが目標だそうだがこうした目標は卑しい。

  学生時代に聞いた話だからやや怪しいが、太平洋にある小島で産業は漁業とバナナの栽培だけの長閑な島があった。男たちは疲れたら木陰で休み家族が食べる分だけバナナを取り、女たちも子どもたちと遊び女友達とのオシャベリで毎日を送っていた。

  この国のGDPはほんのわずかで世界最貧国ということであった。そこで先進国が経済援助をして飛行場を造ってあげ世界のお金持ちのリゾートにしてあげ、自分たちでホテルを造ったりするようアドバイスした。ところが、飛行機に乗ってきたのは蚊であった。この島には蚊はいなかったが大発生し男も女も蚊に刺されるため先進国から蚊帳を買わなければならなくなった。そのお金を稼ぐため休まず魚を取り女もバナナ栽培に汗を流しやっと蚊帳を買った。

  この時点で国民総生産『GDP』は大きく伸びたが国民生活は蚊がもち込まれる前より格段に悪くなった。つまり、GDPなどと云う経済指標はその程度の物で、真の豊かさと関係ないということだ。そんなものを600兆にしても国民が豊かになるか、豊かとはどういうことかを明確にして目標にしないと、とんだことになる。

「民泊」はもっとよく議論してから踏み出して欲しい。(T)