鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3110回】 論理的に物事を考えるのが苦手な人の特徴

2019年07月06日 | 住宅コンサルタントとして

いろんなことにチャレンジしたいと考えているのに、

それが全く形にならない住宅会社は結構多いと思います。

 

どんなアイデアも、実行しなければ、価値はゼロであり、

アイデアを思いつくだけでは、何の意味もありません。

 

では、アイデアは思いつくものの、実行できない会社に共通することは何か?

 

それは論理的に物事を考える力が欠けているということです。

 

あることを実行するためには、どういう手順で進めていかなくてはならないか?

 

それらを進めていく上で、障害は何で、

その障害をクリアするには何をすればよいのか?

 

このように、論理的に物事を考えることができないのです。

 

 

では、論理的に物事を考える癖づけのためには、何が必要なのでしょう?

 

私個人的に思うのは、

何かを相手に伝えるのにとにかく書面で伝える癖づけを

することが重要なのではないか、ということです。

 

日頃から口頭でしかコミュニケーションを取っていないと、

論理的に物事を考えると言うよりも、思いつきで発言する癖がつきます。

 

一方、書面で自分の思っていることを相手に伝える場合、

書いたことを客観的にチェックすることで、

自分の言語能力の不足さに気づき、分かりやすく相手に伝えるよう、

言葉の組み立て方を考えなおします。

 

これが論理的に物事を考える癖づけになるような気がするのです。

 

私自身、最初に勤めさせていただいた会社で、

毎月、とにかく会議用の資料をつくりまくりました。

 

分かりにくい表現や論理的につじつまが合っていないことが資料に書かれてあると、

思いっきり上司や先輩に突っ込んでいただきました。

 

その結果、他の方が見ても分かりやすい資料がつくれるようになったと思っています。

 

書面にまとめるということが、論理的思考力を高めると個人的に思っています。

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