鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3133回】 手法・ノウハウだけでは会社の成長はない

2019年07月29日 | 住宅コンサルタントとして

どういう商品を開発するか?

 

その商品の魅力をどのように発信していくか?

 

どうやって家を建てるお客様に来場していただくか?

 

来場していただいたお客様に契約していただくために

どういう手法で商談を進めていくのか?

 

優秀なスタッフの採用のために、どんなことに取り組むのか?

 

こうした手法・ノウハウは、業績を高めていく上で非常に重要です。

 

でも、こうした手法・ノウハウを習得することと

自社が良い会社になることは別ですし、

会社が成長することとも別です。

 

会社を成長させようと思うのであれば、

経営者はこうした手法・テクニックを習得するだけではダメで、

もちろん、営業や設計・現場管理やコストダウンなどの実務をして、

そこで満足していてもダメなのです。

 

経営者の仕事は経営です。

 

会社をより良くしようと思うのであれば、

そして会社を成長させたいのであれば、

トップは経営をしなければならないのです。

 

では経営者がやるべき仕事は何か?

 

ざっくりまとめると、下記のようになります。

 

1.事業計画を立て、理念、ビジョンを制定し、戦略を構築する

2.幹部や社員さん(もちろん自分自身も)が成長するしくみを構築する

3.新規事情・新商品・新サービス開発のため、外に出て学ぶ

4.自社のブランディング

5.社員さんが働きやすい環境や制度を整える

6.目標達成のために、各部署の仕事の進捗状況の確認

 

これらのことに取り組むのであれば、

経営者は実務なんてする余裕はないはずです。

 

実務だけをやって満足し、経営ができていない。

手法ノウハウだけを取得して満足し、経営ができていない。

 

停滞感がある中小の住宅会社に共通するポイントです。

 

より良い会社になるために、皆さんの会社は経営ができているでしょうか?

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