鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3836回】 成長できない会社の体質

2021年07月01日 | 住宅コンサルタントとして

成長できるかどうかは、

能力や実力の問題もありますが、

最も重要な要素は、

 

「関わるいろんな方から応援していただけるか?」

 

ということだと思っています。

 

私、大学を卒業して建材メーカーに入社しましたが、

もう全然成長しない工務店の社長たちからは、

 

「商品、買って欲しかったら、仕事持ってこい」

 

というようなことを言われました。

 

また、無理な要求を言ってこられ、

それに対して、やんわりとお断りをすると、

 

「じゃ、もうお前からは買わない」

 

というようなことを言うのです。

 

そういうことを言う方に限って、

言われた方の気持ちは当然、考えていない訳です。

 

更には、注文を出す側が神様で、

注文を頂く側が奴隷、という認識だったりするのですね。

 

この業界でお仕事をさせていただいて、

25年になる訳ですが、

ゼネコンから住宅事業に参入した会社さんの

古くからいる工事担当者の方は、

勘違いしている人の割合が非常に高いです。

 

そして仕入れ先に対して偉そうにしているのを見た、

そういう会社の若いスタッフさんも

言葉遣いや態度がかなり偉そうにふるまっているシーンを

結構目にすることがありました。

 

そういう会社に限って、

10年前と比較して全く成長していないか、

むしろ衰退してしまっているよな、と感じます。

 

人と人とのご縁の中で広がっていくのが、商売というもの。

 

関わる方から好かれ、応援され、

商売をやればやるほど、商売がやり易くなっていく。

 

これが商売の王道です。

 

この道から反れては、商売が発展しにくくなるのです。

 

関わる全ての方に感謝の気持ちを持って、

誠実に対応していくことが、仕事の基本なのです。

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