成長できるかどうかは、
能力や実力の問題もありますが、
最も重要な要素は、
「関わるいろんな方から応援していただけるか?」
ということだと思っています。
私、大学を卒業して建材メーカーに入社しましたが、
もう全然成長しない工務店の社長たちからは、
「商品、買って欲しかったら、仕事持ってこい」
というようなことを言われました。
また、無理な要求を言ってこられ、
それに対して、やんわりとお断りをすると、
「じゃ、もうお前からは買わない」
というようなことを言うのです。
そういうことを言う方に限って、
言われた方の気持ちは当然、考えていない訳です。
更には、注文を出す側が神様で、
注文を頂く側が奴隷、という認識だったりするのですね。
この業界でお仕事をさせていただいて、
25年になる訳ですが、
ゼネコンから住宅事業に参入した会社さんの
古くからいる工事担当者の方は、
勘違いしている人の割合が非常に高いです。
そして仕入れ先に対して偉そうにしているのを見た、
そういう会社の若いスタッフさんも
言葉遣いや態度がかなり偉そうにふるまっているシーンを
結構目にすることがありました。
そういう会社に限って、
10年前と比較して全く成長していないか、
むしろ衰退してしまっているよな、と感じます。
人と人とのご縁の中で広がっていくのが、商売というもの。
関わる方から好かれ、応援され、
商売をやればやるほど、商売がやり易くなっていく。
これが商売の王道です。
この道から反れては、商売が発展しにくくなるのです。
関わる全ての方に感謝の気持ちを持って、
誠実に対応していくことが、仕事の基本なのです。