もし家を建てるとしたら、どんな営業マンから買いたいですか?
そして皆さん自身、そういう営業マンなれているでしょうか?
これ、営業マンだけでなく、
「どんな社長の下で働きたいですか?」
「そういう経営者になれていますか?」
というように、いろいろ変換することが可能です。
もちろん、
「どんなコンサルタントに頼みたいですか?」
「そういうコンサルタントになれていますか?」
というように、私自身も自問自答する日々です。
で本題です。
皆さんが家を建てるとしたら、どんな営業マンから買いたいですか?
私なりの回答は、
「準備(仕込み)を丁寧におこなってくれる営業マン」
です。
これは全国、いろんなお鮨屋さんを食べ歩く中で見出した、
美味しいお鮨屋さんに共通するポイントです。
お鮨屋さんの場合、お客様の前で
柵どりした魚を切って、お鮨を握ることなんて、
全体の工程の中の5%程度のことなのです。
その手前に、膨大な仕込みの手間と時間をかけているのです。
一流のお鮨屋さんの場合、
魚は自ら市場や港に出向いて、
納得したモノを仕入れますし、
そもそも良いモノを取っておいてもらうために、
莫大な時間とお金を使っておられます。
すなわち、仕入れにまず圧倒的に時間を使っている。
そして仕入れたお魚をさばきつつ、
胃の中を調べてエサから熟成期間を決めたりする訳です。
更に寝かした日数と旨味成分の増減の関係をデータ取りしたり、
いろんなお店に通って他の料理人さんから学んだり、
文献を読みまくったり、歴史を学んだりと、
本当に休まれていないし、睡眠時間も非常に短い。
そして料理を出す前の勉強、仕入れの努力、
仕込みに手間を惜しまないお鮨屋さんのお鮨は、
もう本当に感動しまくります。
私、そういうことを一流のお鮨屋さんの大将に
教えていただいてきましたから、
自分自身も良い仕事をしようと思うのであれば、
やはり仕込み(=準備)に時間をかけなければ、
と思うようになったのです。
準備に時間をしっかりとかけ、
万全な準備をして商談に挑む営業マンは、
人としても誠実でしょうし、
信頼できる方かと思います。
もし、家を購入するのであれば、
そういう営業マンに頼みたいと思うのです。
自分自身もそうでありたいと思っています。