鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4670回】 高級店の在り方

2023年10月13日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は東京で仕事でして、

仕事終了後、銀座のとあるお鮨屋さんに行きました。

 

そのお店、過去ミシュランの星も獲得しているお店で、

GoogleMapの評価も高いので、

それなりに期待していきました。

 

お店に着くと、お客様は私一人だけ。

 

「あれ、おかしいな・・・」と思っていたのですが、

とにかくお腹が空いていたので、

席に着いて飲み物をオーダーしました。

 

ドリンク代も、東京のお店でよくある、

ビール1杯1500円といったようなボッタくりではなく、

常識の範囲内での価格でした。

 

最初のヒラメのお刺身も抜群に美味しく、

さすがの名店だなぁ、と思っておりました。

 

そして食事をスタートしてから15分後くらいに、

お店に電話が1本入ったのです。

 

19時30分から2名、予約したいとの電話みたいで、

お店のスタッフが大将に確認し、予約を受けられていました。

 

そして19時30分前に、2人のお客様がお店に来たのですが、

日本人の通訳と外国人のペアだったのですね。

 

その外国人の方ですが、まあとにかく香水の匂いがキツイ。

 

更に通訳の日本人女性、かなりの品の無さで、

大きな声で外国人と英語で話をしているのですね。

 

私は食事の終盤に差し掛かっていたので、

とにかく早くお店を出ようと思い、

ピッチを上げて食べており、お会計を済ませました。

 

お店の味は、申し分なし。

しつらえも全然OK。

大将やスタッフさんの接客も問題なし。

 

でも、このお店の再訪は無いでしょう。

 

昨日の予約が私一人しか入っていなかった理由も

何となく理解できました。

 

高級店は、自店の格にあったお客様しか、

お店に入店させてはいけません。

 

場の空気を乱すお客様を

しかも当日予約で受け入れるお店には、

落ち着いて美味しい食事を食べながら、

良い時間を過ごしたいというお客様が

確実に離れていくことでしょう。

 

私が最近、イチオシの、滋賀県内にあるお店は、

他のお客様もおられますので、

大きな声での会話はお控えください、

ということを予約時やメニューの最初のページに

しっかりと明記されています。

 

だからいつお伺いしても、

素敵な雰囲気の中、食事ができるのです。

 

客園の悪いお店に、良いお客様は行かなくなる。

 

一流のお店を目指す上で、

絶対におさえておきたいポイントですね。


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