鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4669回】 明文化することの重要性

2023年10月12日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界あるあるですが、

設計や現場監督の経験者を採用すると、

自分が過去、培ってきたやり方をごり押しし、

会社の方針に従わなかったり、

自分の色をやたら出したがったり、

ということがよくあります。

 

なので個人的に中途経験者を採用する際は、

とにかく素直な方しか採用してはいけない、

ということをクライアント様にお伝えさせていただきますし、

新卒や未経験者を採用し、育成できる会社になりましょう、

とご提案をさせていただいております。

 

ただ、先日、こういう事例がありました。

 

とあるクライアント様で、中途で監督を採用された。

 

その監督、能力と経験はあるのですが、

直行直帰なかりして、あまり会社に顔を出さない。

 

更には会社に出社する際も挨拶はしたりしなかったりだし、

会社の方針に対しても反抗的な態度を取ったりと、

反抗期の中学生のような感じだったのだそうです。

 

こういうスタッフさんの相談をされた際の

私の答えはいつも同じで、

それは一度、腹を割って話し合って、

仕事への姿勢や勤務態度が変わらなければ、

辞めていただいた方がお互いのためである、というもの。

 

ただ、どういう姿勢で仕事をして欲しいのか、

どういうことをして欲しくないのか、ということは

口頭で伝えても忘れられるので明文化すべきである、

ということも、お願いしています。

 

で、クライアント様の社長は素直にそれを実践して下さり、

仕事への姿勢や評価基準を明文化して下さり、

それをベースに、問題ある社員さんと話し合われたそうです。

 

すると、その社員さんは、挨拶もちゃんとするし、

直行する際はちゃんと事前に連絡をしてくるようになったそうです。

 

反抗期の中学生のような態度は、

今は影を潜めているそうです。

 

現時点では、組織上の問題はクリアできたのです。

 

我が社のスタッフは、こういう態度で、

こういう姿勢で仕事に向き合って欲しい、ということを

明文化し、社員さんい伝えることができているでしょうか?


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