小売店の基本中の基本は何か?
答えはメチャシンプルで、
「何を扱っているお店か?」
「メイン商品・メインサービスは何か?」
「それがいくらなのか?」
が明確に分かるようにすることです。
一部の高級飲食店は、
ある一定の層の方にしか来店してもらいたくないので、
価格は敢えて外には出していませんが、
お店構えで高級店である、ということを訴求しています。
一方、一般的な小売店であれば、
何屋さんで、メイン商品がいくらなのかを
外に分かりやすく提示していなくてはなりません。
分かりやすくとはどういうことかというと、
「文字<写真<動画」
という力関係になります。
ここが基本中の基本で、
このシンプルなことが理解できていないと、
大抵失敗することになります。
このお店は何屋さんなのか?
お客様に何を提供したいのか?
提供したいことが、しっかりとお客様に伝わっているのか?
自分たちのリスクを減らすことばかり考えて、
発想や品揃え、店舗内のディスプレイがショボくなっていないか?
こういう視点で、経営者は自分のお店を見れなくてはなりません。
また、経営者は謙虚であることに加え、
自分の実力を客観的に把握しておく必要があります。
自分はイケてるとか、
自分の感性は圧倒的に優れている、
と勘違いしがちな経営者も存在しますが、
社員さんの誰もが、
「社長、全然イケてないですよ」
と言えないことを知っておかなくてはなりません。
社員さんに
「これ、どうかな?
俺は良いと思うんだけど・・・」
なんて質問をすれば、
「社長、それ、メチャ良いと思います」
としか、大半の社員さんが言えないことを
経営者は知っておくべきでしょう。
そして自分自身の感性・センス・実力を
客観的に把握できるようにトレーニングを積んだ方が良いですね。
今、売上が上がっていないということは、
わざわざこのお店で商品やサービスを買わなくても良い、
とお客様に思われている、ということなのです。
すなわち、イケてないのです。
その事実を正面から受け止めず、
コロナのせい、地域性のせい、
自分たちに時間がないとか、人手が足らないなど、
外部のせいにしているようでは、
経営者の器ではないのです。
お客様は実に正直です。
今、うまくいっていないのであれば、
改革あるのみです。