鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4693回】 選択肢が多すぎるということ

2023年11月05日 | 住宅コンサルタントとして

選択肢が少ないと、人間はじっくり比較検討できます。

 

AとB、どちらが品質が良いか?

コスパで見た場合、どちらが得か?

素材感はどっちの方が好みか?

スタッフさんはどちらのお店の方が対応が良いか?

 

結果、自分の意思で決断できるのです。

 

ところが、選択肢が自分のキャパを超えるくらいあると、

比較検討することが難しくなってきます。

 

結果、自分で決断できなくなり、

自分が信用する人のおススメで選ぶケースが増えるのです。

 

現代は情報に簡単にアクセスできる時代です。

 

だから何か一つ購入するにしても、

エンドユーザーはいろいろと調べ、

選択肢を多数、持つようになっています。

 

その結果、自分でご決断できる方もいれば、

キャパを超える情報を処理できずに、

信頼できる方のおススメにすがる方も増えています。

 

住宅業界においては、過去と比べて今、

紹介発生件数は増えていることが望ましいのです。

 

もし紹介が増えていない、むしろ減っているのであれば、

それは過去のOB様や今、建築中のお客様に

ご満足いただけていない家づくりをやっている可能性が高い。

 

契約してから着工までの対応、フォローに不備はないか?

 

そもそも商談中に営業マンができないことをできる、と言ったり、

さまざまな打合せの進め方やルールに問題がないか?

 

工事中の細かな報告ができているか?

 

契約時と比べると、お引渡しの際、あまりにあっさりしていないか?

 

などなど、自社の契約後からお引渡しまでのフローを見直し、

お客様満足度を高めていく必要があるのです。


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