鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4482回】 自分たちのビジョンとこだわりを伝える

2023年04月08日 | 住宅コンサルタントとして

誰もが情報を発信できるようになった今、

これまで専門家で無ければ知りえなかった情報を

普通に知り得る時代となりました。

 

ラーメン屋さんのたれやスープのレシピであったり、

住宅の素晴らしいデザインであったり、

いろんな保険商品に関してのデメリットであったり、

そんなのこれまでだと、その世界やお店で仕事しないと

手に入れられなかった情報が、

本当にYouTubeで簡単に入手できる。

 

その結果、商品で差別化をすることが

非常に難しくなりました。

 

この社会の変化を理解し、

お店のしつらえやデザインを磨き、

接客を磨いてきたお店は、

ライバル店と商品以外の面で差別化ができ、

多くのお客様に支持されるようになりました。

 

そしてこの先、やはり重要になってくるのは、

自分たちのビジョンやこだわりを伝えていくことだと思います。

 

その会社やお店の考え方、生き様で差をつけていく時代になる。

 

ビジョンとは、事業を通して目指したいことです。

 

売上100億円を達成したいのか、

それとも建てて下さったお客様の暮らしを

健康で快適なものにしたいのか、

地域の職人さんたちの技術を継承したり、

地域の雇用を守っていきたいのか?

 

こだわりとは、ビジョンを実現していく上で

自分たちが貫き通したいことを言います。

 

自然素材しか使わない、とか、

C値0.5以下にこだわるとか、

価格や仕様を分かりやすくするとか、

アフターメンテナンスを徹底的におこなう、とか。

 

ここで重要になってくるのは、

ビジョンとこだわりに一貫性というか、流れがあることです。

 

よくあるケースが、こだわりしかお客様に伝えないケース。

 

「うちはとにかく、アフターを徹底的にやっているんです」

「うちの家は、性能にこだわっていて、C値は0.5以下です」

 

というように、こだわりしか言わない会社や営業マンもあるのですが、

ビジョンからのこだわり、という流れにしないと、

お客様は共感して下さらないことが多いのですね。

 

「こういうことを実現させるために、

ここにこだわっているのね」

 

という流れが重要で、

この流れにお客様は共感して下さるのです。

 

自分たちのビジョンとこだわりを

流れをつくって伝えることができているでしょうか?


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