鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4356回】 接客の重要性を理解していない店には、上質なお客様がつかない

2022年12月03日 | 住宅コンサルタントとして

良い家をつくることができれば、お客様に選んでもらえる。

美味しい料理を出していれば、お客様に来てもらえる。

 

商品でお客様がお店を選ぶ、

と未だに思っている経営者や店長がいたとしたら、

それは圧倒的な勉強不足です。

 

自分が思っているほど、

商品力でライバルに差をつけることができていない、

と思った方が賢いと思います。

 

InstagramやYouTubeの普及により、

家にしても食べ物にしても、

写真や動画でかなり詳細な情報が手に入るので、

商品で差がつきにくくなっているからです。

 

もちろん、品質の良い商品を提供する、ということは

ビジネスの成功において必要条件です。

 

でも、十分条件では無いのです。

 

先日、とても美味しいランチを

クライアント様の社長といただいていたのですが、

そこのオーナーなのか、店長なのか分かりませんが、

とにかくデカい声でスタッフさんに指示したり、

電話で仕入れ先さんと話をしているのですね。

 

しかも、品の良さのかけらもない感じで・・・。

 

そのデカい声、料理のおいしさや

場の空気感をメチャ、ダメにしてるということに

ご本人は全く気付いていないでしょう。

 

実際、お店の細かな部分の清掃もできていなかったです。

 

オーナーとしても、料理人や店長としても、

一流の方であれば、いろんな一流店に行って

料理やしつらえ、接客の勉強をしているものですが、

そういう行動を取る選択肢がご本人に無いのでしょう。

 

そして住宅会社としても、

お客様が商談しているところに

自分たちの社内の会話が漏れていないか、

チェックは必要でしょう。

 

もちろん、商談スペースやモデルハウス内の

細かな部分までの清掃も行き届いているか?

 

お客様にお出しする飲み物の器はキレイか?

 

おしぼりを出す場合、臭くないか?

 

お客様にお渡しする名刺や書類はキレイか?

降り曲がっていないか?

 

こうした部分に気が回っていないと、

一流の方だと見抜いてしまいます。

 

こうした接客や準備のこまかな部分にまで

気が回らないということは、

おそらく商品(飲食店であれば料理、住宅会社なら家)も

細かい部分で配慮が足りず、

後々いろんな問題が起きるだろうと予測できるので、

一流のお客様は絶対に選ばないのです。

 

接客やおもてなしのレベルを高めようと思うのであれば、

一流店に自ら足を運び、体験して学ばせていただくことが

最も効果的だと思っています。

 

一流店の接客・おもてなしを

皆さんは定期的に体感することができていますか?


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