鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3255回】 お客様が選ぶか、選ばないかが全て

2019年11月28日 | 住宅コンサルタントとして

ある一つのことを徹底的に追求し、極めることは素晴らしいことです。

 

研究職であれば、トコトン深堀し、極めるだけで良いのですが、

商売においては、どれだけその分野を極めたとしても、

それがお客様に選ばれなければ、価値はゼロです。

 

その現実を、ビジネスパーソンは理解しておかなくてはなりません。

 

例えば、素晴らしい住宅のデザインができる人があったとします。

 

専門家からみれば、物凄く斬新な提案ができる。

でも、一般のエンドユーザー様から見れば、

確かに斬新でおしゃれなんだけど、使い勝手がイマイチで、

ここで自分が生活するイメージが湧かない、

と思われれば、価値がないのです。

 

商品やサービスを開発するビジネスパーソンは、

この現実を絶対に理解しておかなくてはなりません。

 

作り手側、提供側の自己満足は、価値ゼロなのです。

 

だから、常に業界の最前線のトレンドを追求しながら、

一般的なエンドユーザーが困っていることや潜在的ニーズを

常に研究し続けることも欠かせないのです。

 

ちなみに、弊社がクライアント様に

提案させていただくことの大前提は、

エンドユーザーがこういうことに困っていて、

こういう潜在的ニーズがあるので、

こういう解決策を商品化していきましょう、ということです。

 

商売は、お客様が価値を感じるか感じないか、

選ぶか選ばないかが全てです。

 

顧客の判断基準、価値観に関して、

常にチェックし、その変化についていかなくてはならないのです。


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