ある一つのことを徹底的に追求し、極めることは素晴らしいことです。
研究職であれば、トコトン深堀し、極めるだけで良いのですが、
商売においては、どれだけその分野を極めたとしても、
それがお客様に選ばれなければ、価値はゼロです。
その現実を、ビジネスパーソンは理解しておかなくてはなりません。
例えば、素晴らしい住宅のデザインができる人があったとします。
専門家からみれば、物凄く斬新な提案ができる。
でも、一般のエンドユーザー様から見れば、
確かに斬新でおしゃれなんだけど、使い勝手がイマイチで、
ここで自分が生活するイメージが湧かない、
と思われれば、価値がないのです。
商品やサービスを開発するビジネスパーソンは、
この現実を絶対に理解しておかなくてはなりません。
作り手側、提供側の自己満足は、価値ゼロなのです。
だから、常に業界の最前線のトレンドを追求しながら、
一般的なエンドユーザーが困っていることや潜在的ニーズを
常に研究し続けることも欠かせないのです。
ちなみに、弊社がクライアント様に
提案させていただくことの大前提は、
エンドユーザーがこういうことに困っていて、
こういう潜在的ニーズがあるので、
こういう解決策を商品化していきましょう、ということです。
商売は、お客様が価値を感じるか感じないか、
選ぶか選ばないかが全てです。
顧客の判断基準、価値観に関して、
常にチェックし、その変化についていかなくてはならないのです。