鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4371回】 幼少期の環境

2022年12月18日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事を通じていろんなことを学んでいく中で、

非常に大切なことの1つとして、

幼少期の環境が挙げられます。

 

そしていろんなビジネスパーソンを見ていると、

その方の人間性と幼少期の環境には

ある関係性があるなぁ、と感じています。

 

幼少期に親の愛情をたくさん受け、

親に見守ってもらい、安心感ある環境で育った方は、

自己肯定感が強く、自分に自信を持っているケースが多い。

 

そういう方は、自己顕示欲や承認欲求は、

それほど高くありません。

 

というのは、親や周囲の方に見守られてきたので、

精神的に安定感があるような気がするのです。

 

そして心が満たされているのか、

自分よりも周囲の方が輝くことに対し、

心から賞賛できるだけの心の広さがあったりします。

 

自分が主人公でなくとも、何にも感じないのですね。

 

我が家の家内を見ていると、

まさにそういう感じがします。

 

自分のことよりも周囲のことを考えているのです。

 

家内はおっとりしていて天然ですが、

高校・大学とテニス部でキャプテンに指名されてました。

 

学生時代の自分は、

 

「なぜ家内みたいなタイプがキャプテン?」

 

と疑問に思っていましたが、

今考えると、常に周囲のことを考えていることが

部員全員に伝わっているから、

この人の言うことなら聞かないとね、となるのだと思います。

(ちなみに私は宴会部長的なポジションでした)

 

一方、幼少期に親から十分な愛情を注いでもらっていないとか、

親に否定的な言葉を投げかけ続けたり、

親からかなり厳しく育てられた方、暴力を受けた方の場合、

とにかく親の顔色を窺い、

親に忖度することを自然と選ぶようになるのですね。

 

で、自分の頭で考えるとかではなく、

組織の強者の顔色を見て立ち振る舞う。

 

自分より弱い立場の人には、傲慢な態度をとりがちで、

更には精神的に満たされないまま大人になったので、

承認欲求や自己顕示欲の塊となっている方が

メチャ多いなぁ、と感じます。

 

こういう方、若いうちは

まだ皆があたたかく接することができるのですが、

いい歳になっても変わらないと、

組織内では超ウザがられます。

 

いい歳して承認欲求とか、自己顕示欲が高いって、

ぶっちゃけイタ過ぎますよね?

 

それでも謙虚さがあったり、人として好かれる要素がある場合、

友人が注意してくれたりするのですが、

本人が自分に厳しい言葉を言ってくれる人を遠ざけてきた場合、

誰も何も言ってくれなくなり、

イタイまま年齢を重ね、手を付けられないくらい、

面倒な存在になったりするのですね。

 

そんな訳で、幼少期の環境って、

本当にその人の人格形成に重要なのです。

 

私が幼少期の環境のことを

クライアント様に定期的に伝えさせていただくのは、

クライアント様のスタッフさん、

それからお子様に幸せになっていただきたい、

ということを思っているからです。

 

お子様が小さいうちの環境整備は、

本当に重要なのです。

 

そこに住環境が果たす役割も大きいのです。


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