鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4372回】 2023年は修羅場だが、ちゃんと経営していれば乗り越えられる

2022年12月19日 | 住宅コンサルタントとして

基本的に私、ポジティブ人間ですし、

前向きに物事を考えるタイプです。

 

でも2023年は、住宅会社にとって

かなり厳しい1年になる、と思って下さい、

とクライアント様にお伝えしております。

 

その最大の理由は、

何度も申し上げているように、

物価上昇と電気代・ガス代の高騰により、

子育て家族の可処分所得が相当減り、

マイホームどころではなくなるからです。

 

経済は心理学ですから、

心理的に冷え込んでしまうと

日本人は我慢・耐えるモードになるので、

住宅会社にアプローチして下さるお客様は

かなり減ってしまうと思っています。

 

こういう時に備えて、

日頃から自社で家を建てて下さったOB様や

取引先様と良好な関係を構築している住宅会社は、

新規のお客様の来場が減っても

乗り越えられると思います。

 

ところが、自社を応援して下さる方をつくれていない、

正しいマーケティングが構築できていない住宅会社は、

目先の販促に頼らなくてはならないのですが、

その販促の効果が落ちているので、

かなりしんどいことになると思っています。

 

こういう時代に備えて、

日頃から市場に信用の貯金をしていることが、

実は重要なのですね。

 

自社と関わる方たちに信用され、

応援していただける関係を構築しておくこと。

 

スタッフさんの能力や人間力向上に

組織として取り組み続けること。

 

お客様が来場しやすいように、

魅力ある出店フォーマットで出店しておくこと。

 

自社が伝えたいことや自社の人間的側面を

動画で定期的に発信できるよう、

広報部隊を整えておくこと。

 

経営者や上司がスタッフさんを大切にすることと

ビジョンや戦略を明確にし、繰り返し伝え、

強い組織をつくっておくこと。

 

こういうことが大切であり、

コツコツとやっていきましょう、と

クライアント様に提案させていただき、

一緒に取り組ませていただいておりますが、

これらに真剣に取り組み、

実現していただいている住宅会社さんは

まず大丈夫です!

 

乗り越えていけます。

 

景気が良い時、順調な時に

こういう有事に備えて手を打っておくことが

経営なのです。


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