鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4115回】 勝ちパターンを面で押さえた結果

2022年04月06日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

今、エリアを地元に絞ればダントツ一番店で、

広範囲でみたとしても、ブランドイメージでは

おそらくダントツ一番かと思います。

 

3月が期首なのですが、

もう1年分の受注残があって、

3月契約分のお客様は、

来期へ繰り越しとなっています。

 

1年分の売り上げを確保しているということは、

未来の一手を常に打てる、ということで、

これぞ住宅業界の勝ちパターンなのです。

 

今から5年ちょっと前にお付き合いが始まりましたが、

当時のこのクライアント様のビジネスモデルを

早急に変えなければ未来が無いと提言をし、

ビジネスのやり方を180度、変えていただきました。

 

更に当時の年商からすれば、

かなり不相応な投資をお願いし、

お洒落なカフェよりも洗練されたスタジオをつくっていただき、

更にはカッコいいモデルハウスも持っていただきました。

 

よくぞ、あの時にこのご提言を受け入れて、

決断して下さったと今でも思います。

 

そしてショールームオープン前に、

とにかくHPリニューアルが必要と、

これまた投資をしていただき、

SNS強化にもじっくりと取り組んでいただきました。

 

そしてショールームがオープンしても、

私が理想とする住宅会社のビジネスモデルに慣れるまで、

少し時間もかかられましたが、

今となってはお客様が事前に調べて、

ほぼ決め打ちで来場して下さるようになり、

小人数で高生産性を実現できるようになりました。

 

更に弊社が推奨するVCにも加盟していただくなど、

これまでご提言したことはほぼ全て、

取り組んで下さったかと思います。

 

ショールーム、モデルハウス、商品、HP、SNSと

それぞれ点ではなく、面で勝ちパターンを押さえて下さり、

結果、集客と受注に関しては申し分なし、となりました。

 

今期も打つべき手を既に打たれていて、

来期の受注残を今期中に貯金できるでしょう。

 

業績が順調でない会社に共通するのは、

勝ちパターンを面で押さえられていないということ。

 

ところどころ、

やるべきことに取り組んでいただいているのですが、

それらが点でしかなく、完全な勝ちパターンではないのです。

 

今や、面で押さえにいかなくてはならないのです。

 

面で押さえるということは、

やる側としてはとても大変なのですが、

これをやり切った時、理想的な展開が待っているのです。

 

勝ちパターンを面で押さえる。

 

皆さんの会社ではできているでしょうか?


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