鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4261回】 非常時に経営者の器が出る

2022年08月30日 | 住宅コンサルタントとして

コロナの影響で、中国の製造や物流が

まだ完全に機能していないことと、

ロシアがウクライナに侵攻したことによる、

エネルギー価格の高騰の端を発した、

世界的なインフレにより、

日本も少なからず影響を受けています。

 

住宅業界を俯瞰して見ている私としては、

高度な機器を製造する製造業従事者が多数いるエリアが

材料の供給が不十分なため、

残業ゼロとなり、収入が減った。

 

結果、そういうエリアで家づくりを進めようという方が

減っていると感じています。

 

こうしたエリアにおける住宅会社の大半は、

お客様の来場がかなり減っています。

 

ですから、少ないお客様を巡って、

各社、必死で営業をかけているかと思います。

 

そのエリアで展開している住宅会社にとって、

現状の市場環境は非常にしんどく、

非常事態宣言を出さなければいけない状況です。

 

そのエリアに弊社のクライアント様も複数、おられますが、

この事態を打破するために、これから打つ戦略、

それからトップとしての決意がもうかっこ良すぎで、

私、ちょっと仕事を忘れて引き込まれてしまいました。

 

その内容はここではもちろん書けませんが、

改めて思ったのは、

トップの器は非常時に明確になる、ということ。

 

非常時にトップが不安がって、そわそわしていると、

現場で戦ってくれているスタッフさんの士気にも関わる。

 

トップが腹を決めて、明確な方針を示し、

現場が仕事をしやすいような環境を整える。

 

その姿勢に、現場のスタッフも覚悟を決めて

本気で仕事に打ち込めるのです。

 

緊急時にブレずに決断できるよう、

日頃から学び続けると同時に

胆力を高めておきたいものです。


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