この仕事をさせていただいて17年。
おそらく住宅会社の営業マンに対し、
研修をさせていただいた数でいうと、
誰にも負けないくらいの経験を
させていただいたと思います。
そんな私が感じていることを
述べたいと思います。
お客様に支持され、ファンが増えていく。
年々、紹介が増えていき、
業績が安定する一流の営業マンに共通するのは、
とにかく目の前の相手を気持ちよくさせる対応を
自然にできるのです。
相手が気持ちよく話せるような質問をし、
気持ちよく話をしてもらえるような聴き方ができる。
うなづいて欲しいタイミングでうなづく。
聴く際の姿勢や表情の作り方も完璧なんです。
そうすると、相手の方は嬉しくなり、
よりいろんなものをその営業マンに与えたくなります。
そしてその営業さんから購入するだけでなく、
ファンになっていくのです。
自分の都合より、目の前の相手を気持ちよくさせる、
ということが自然にできる営業マンが一流です。
一方、三流営業マンは、
自分のことしか考えていません。
相手に気持ちよくなってもらうよりも、
自分の欲を優先します。
「契約を勝ち取りたい」
「あれもこれも伝えたい」
「今、会議の時間だけど、
俺はこの仕事、やっておこう」
(←自分がちゃんと参加していないことが
ばれていないと思っているのです、三流なので)
ちょっと頭の回転が速く、それなりに機転も利くので、
若いうちはそれなりに売れたりもするのですが、
年齢が40歳を超えてきたあたりから、
ボロが出まくってくるのですね。
そして自分のことしか考えていないこともばれて、
応援してくれるお客様も増えていかないので、
いつまで経っても売れやすくなっていかないのです。
私自身、いろんな営業マンの前で
お話をさせていただきますが。
まあどのクライアント様でも共通するのは、
一流の営業マン・ビジネスパーソンは、
聴く姿勢が素晴らしく、こっちもドンドン乗ってしまいます。
個人的に友人であり、
日本一の営業さんだと思っている、
あのハウスメーカーの営業マンも
その昔、勉強会に参加されていた時の聴く姿勢が、
もうそれは見事でした。
目の前の人を気持ちよくさせる聴き方が、
皆さんはできているでしょうか?