鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第3643回】 会社の成長以上に、経営陣が成長することが重要

2020年12月20日 | 住宅コンサルタントとして

業績が順調に伸び、複数拠点で展開したり、

複数事業を展開するようになると、

マネジメントの問題が出てきます。

 

一事業、一拠点で経営をしていると、

会社で何が起こっているのかが手に取るように分かり、

その状況に合わせて経営判断を下せるのですが、

規模が大きくなってくると、どこで何が起こっているのかが

非常に分かりにくくなってきます。

 

これを解決するために必要なのが、デジタル化です。

 

会社からの社員さんへの通達はもちろん、

日報、スケジュール管理、タスクの見える化など、

これらをアナログからデジタルに変えるだけで、

全体像が非常に掴みやすくなりますし、

ZOOMを使えば移動せずとも会議が可能となります。

 

デジタル化には、会社として設備面で投資が必要ですし、

経営陣もITのことを学ばなくてはならないのですが、

ここで投資をケチったり、経営者自身がITのことを勉強せず、

周囲の方に丸投げ(しかも、投資に関しては慎重)だったりすると、

変革はITリテラシーの低いトップのスピードに合わせざるを得ず、

なかなか時代の変化に適応できないということになります。

 

複数拠点で複数事業を展開するということは、

スピード感をもって決断をし続けなくてはならないし、

スピードを上げて変わり続けなくてはならないということ。

 

そのことを理解できずに、

しかも経営者自身のマネジメント力を高めずに

いろいろと手を広げた会社が苦戦するのです。

 

会社の成長に合わせ、経営者自身が成長しなければ、

成長は止まり、次第にいろんな部署に負荷がかかる。

 

そうならないように、経営者は会社の成長以上に

成長の速度を高めなくてはならないのです。


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