業績が順調に伸び、複数拠点で展開したり、
複数事業を展開するようになると、
マネジメントの問題が出てきます。
一事業、一拠点で経営をしていると、
会社で何が起こっているのかが手に取るように分かり、
その状況に合わせて経営判断を下せるのですが、
規模が大きくなってくると、どこで何が起こっているのかが
非常に分かりにくくなってきます。
これを解決するために必要なのが、デジタル化です。
会社からの社員さんへの通達はもちろん、
日報、スケジュール管理、タスクの見える化など、
これらをアナログからデジタルに変えるだけで、
全体像が非常に掴みやすくなりますし、
ZOOMを使えば移動せずとも会議が可能となります。
デジタル化には、会社として設備面で投資が必要ですし、
経営陣もITのことを学ばなくてはならないのですが、
ここで投資をケチったり、経営者自身がITのことを勉強せず、
周囲の方に丸投げ(しかも、投資に関しては慎重)だったりすると、
変革はITリテラシーの低いトップのスピードに合わせざるを得ず、
なかなか時代の変化に適応できないということになります。
複数拠点で複数事業を展開するということは、
スピード感をもって決断をし続けなくてはならないし、
スピードを上げて変わり続けなくてはならないということ。
そのことを理解できずに、
しかも経営者自身のマネジメント力を高めずに
いろいろと手を広げた会社が苦戦するのです。
会社の成長に合わせ、経営者自身が成長しなければ、
成長は止まり、次第にいろんな部署に負荷がかかる。
そうならないように、経営者は会社の成長以上に
成長の速度を高めなくてはならないのです。