鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4546回】 一流ではないのに、効率を求めない

2023年06月11日 | 住宅コンサルタントとして

何か困っていることがあったとします。

 

その困っていることを解決するために、

いろんな方に相談をしておきながら、

その相談に対する回答に対し、

 

「その方法、良いとは思うんですが、

ちょっと手間と時間がかかるので

ちょっと今の我々だと無理かな・・・」

 

「既契約のお客様の対応で時間が無いので

今、ちょっと難しいですかね・・・」

 

と、出来ない理由を言ってくる方がいます。

 

そしてこういうタイプに共通するのは、

面倒で時間と手間がかかることを遠慮し、

とにかく楽で効率的なことを求める、ということ。

 

でそういう効率を重視するタイプに共通するのは、

人として一流のレベルでもなく、

仕事の成果も一流ではないのに、

やたらと忙しいフリをしてくる、ということ。

 

いや、今の倍、結果を出しているのであれば、

時間が無い、とおっしゃるのも理解できますが、

たかだかその程度の受注しかしていないのに、

時間が無く忙しいって、ちょっと意味が分かりません。

 

忙しいのは、自分の段取りが悪く、

自分の力不足から来ているのに、

そんなことは横に置いておき、

楽して成果につながる、効率の良い(と本人が思っている)ことを

やりたがる訳です。

 

一流の人は、効率良く最短ルートを通って、

今のポジションにたどり着いた訳ではありません。

 

今の自分に与えられた環境で、

頂いた仕事をコツコツとやり続け、

ある一定量を超えたところから質が上がり、

スピードも加速度的に上昇し、

結果、効率よく仕事ができるようになっている、

というだけの話なのです。

 

面倒で時間と手間がかかることを

愚直に取り組み続ける中で

効率よく進めるやり方を体得されたのです。

 

一流のレベルに程遠いお前ごときが

効率なんて言葉を軽々しく口にするな、

ということなんです。

 

そんなに時間的余裕が無い中で、

新しいことや面倒で手間がかかることにチャレンジする。

 

誰もやりたがらないことをやる。

 

効率なんて考えず、とにかくすぐにやれることをやる。

 

こういうことを何度も繰り返し、

一流のビジネスパーソンになるべくしてなっていくのです。


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