鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3516回】 対極を極めた会社、お店が勝つ

2020年08月15日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、2020年4~6月の期間の

各企業の業績発表をメディアで目にしますが、

ネット通販に力を入れてきた企業や

巣ごもり消費に対応した商品・サービスを提供している企業の

好調さが目立つと共に、運輸・観光系、

それから対面が当たり前の外食産業などが大幅赤字になったりと

苦戦が目立ちます。

 

コロナによって、会議やセミナー、各種会合の無駄さがあぶり出され、

リアル店舗に行かなくとも困らないことに気付いた消費者の変化が、

この時期の各企業の決算に反映される形となりました。

 

先日、ホリエモンと投資家の藤野英人さんが

ニュースピックスの番組で対談をされていましたが、

藤野さん曰く

 

「コロナで合理的に動く会社が

より評価される時代になった」

 

とおっしゃっておられました。

 

今後もその流れは確実に続いていくことでしょう。

 

でも弁証法を勉強した人ならば、理解できるかと思いますが、

必ず対面での商売が復活してくると思います。

 

すなわち、おもてなしや人としてのあたたかさ、親切さを

対面でお客様に提供できる会社やお店が

これまた更に評価をされる時代にもなるということです。

 

逆に言えば、

お客様に来ていただかないと成立しない業態は、

ここを追求していかないと、

お客様に足を運んでいただけないということです。

 

今までのように商品をただ並べているだけ、

売り場を綺麗に作るだけ、

セールをただ企画して実行するだけでは、

お客様は足を運んで下さらないでしょう。

 

また中小のお店がネット通販をやっていく場合でも、

人間性が伝わる内容で発信していかなければ

選んでいただけない時代となるでしょう。

 

中途半端なECサイト、

中途半端な売り場に価値がなくなる時代です。

 

圧倒的な合理性の追求か、

もしくは人となりがお客様に伝わるような人間くさい展開の

どちらかしか生き残れない時代になったということです。


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