鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【1966回】 目的を忘れない

2016年05月18日 | 住宅コンサルタントとして
雪印乳業の牛乳の集団食中毒やミートホープの牛肉偽装事件をはじめとする、
食品業界の不正はこれまで多々、表沙汰となり、報道されてきました。

それなりのホテルですら、メニューの表記に嘘があったりもしました。
また米の産地偽装(コシヒカリに違う米を混ぜた)もありましたし、
最近で言えば、大手会社から処分を依頼された食材を横流ししている、
常識を逸脱したクズのような会社もありましたよね。

そして直近では、羽毛の産地偽装。
それから三菱、スズキといった自動車メーカーの燃費不正。

いずれの会社も、そもそも企業の存在目的を忘れ、
売上やシェア拡大という目標を追い求めていたからこそ、
このようなことが起こったのだと思います。

そもそも、企業はなぜ存在するのか?

私自身も自分で起業したので分かるのですが、
そもそも創業時には大抵の企業では目的が存在するのです。

従来の常識を超えるような商品やサービスを提供し、
社会に貢献し、お客様に満足していただく、などの気持ちがあって
いろんな経営者は起業するのです。

しかしながら、年月を経てスタッフの数が増えていけばいくほど、
単純に売り上げや数字を追いかけるようになり、起業当時の目的を忘れるようになりがちです。

組織とはそういうリスクがあるものだ、ということを経営者は知っておかなくてはなりません。

そして目標よりももっと大切である目的を忘れず、
お客様、働くスタッフさん、地域社会のために真面目に仕事に向き合わなくてはなりません。

偽装、不正ということが無いように、皆さんの会社では定期的に目的の確認をおこなっていますか?
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