長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

明治一代日本人

2009-12-21 07:15:40 | Weblog
今日は寒いけど、夜は順受の会の忘年会がある。
月に一度、天真庵が「儒学バー」になる日。
渋沢栄一翁が、「論語とそろばん」を根底におきながら、
事業を経営していたように、明治の経営者は、「経営哲学」
と数字のバランスをしっかり持っていたようだ。
昨夜「坂の上の雲」を見ていても、明治の日本人が、
世界的なものさしを持って、誇りと気骨を持っていたと思う。

そのままNHKを見ていると、ニューヨークのウォール街を中心とした
「金融経済」の歴史と、バブルの要因を解説するような番組をやっていた。
井原西鶴が「人間は欲に手足がついたようなもの」と名言をはいたが、
その進歩しない人間の欲が、コンピュータの力も借り、世界中に
広がっていった、という感じだ。
そろそろ、「お金で買えない幸せ」みたいなものを、それぞれ
の人が、まじめに考えいくときがきていると思う。

温故知新ではないけど、こんな閉塞感がただよう時代は、
古人の生き方や哲学に学ぶことに限る。
来年は「中江藤樹」を勉強する。
少し天真庵に教科書を置いてあるので、興味のある方は
申し出ていただきたい。

明日は「英語で蕎麦会」