南條先生が書いた寒山拾得の「月取図」がカウンターの後ろに飾ってある。
文殊菩薩の化身である「寒山」(かんざん)と、普賢菩薩の生まれ変わりである「拾得」(じゅっとく)
が、月を眺めている構図。昔から猿が水面に映った月を取ろうとしたり、「つきを取る」という
縁起をかついだ絵は多い。
今日から6月。「水無月」(みなずき)だ。田植えに水を使って、水が少なくなるので、「水無し」
になったという説があるが、「みんなが運がつく月」になれば、いい。この3日くらい猛暑が
きているので、そのまま「水無月」になりそうな気もするけど。
昨日、駐車場の大家さんが「庭の南天がふえたので」といって持ってきてくれた。
うちの庭にもいっぱい南天があるけど、昨日のそれは、夏の日傘みたいにみごとな枝ぶりだった
ので、二階のバンダヂの上に置いてある渡辺愛子作の信楽の「蹲」(うずくまる)に投げ入れた。
風鈴が「チロリン」と啼いたので、春日茶を入れてそれを眺めながら一服。大家は、京都の「でくのぼう」
という有名な華道の名取でもある。この街には、風雅な人が多く住む。
今日は日曜日なので16時まで営業。昨日は猛暑だったけど、蕎麦が途中で切れて、
夜が「インヨガ」だったので、途中で蕎麦打ちをした。老体には応えるけど、インヨガやストレッチ
をまじめやっているのですぐに回復。
今日は、蕎麦打ち名人に近づいた二人の女性を師範にしたいと、まだ5回目の新人男子
が特別参加。しかも男子禁制の「なんとなく普茶料理と蕎麦を喰う会」にも参加するらしい。
明日・6月2日(月)朝は「卵かけごはん」夜は「長屋で女史会」
6月3日(火)「英語で蕎麦会」
6月4日(水)「かっぽれ」
6月7日(土)はももちゃんの「薩摩琵琶のコンサート」
薩摩琵琶とか三味線の音が、長屋に鳴り響く。
6月18日(水)は座敷芸のたまちゃんライブ。
♪チントンシャン