長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

つきを招くコツ

2014-06-01 08:55:13 | Weblog

南條先生が書いた寒山拾得の「月取図」がカウンターの後ろに飾ってある。

文殊菩薩の化身である「寒山」(かんざん)と、普賢菩薩の生まれ変わりである「拾得」(じゅっとく)

が、月を眺めている構図。昔から猿が水面に映った月を取ろうとしたり、「つきを取る」という

縁起をかついだ絵は多い。

今日から6月。「水無月」(みなずき)だ。田植えに水を使って、水が少なくなるので、「水無し」

になったという説があるが、「みんなが運がつく月」になれば、いい。この3日くらい猛暑が

きているので、そのまま「水無月」になりそうな気もするけど。

昨日、駐車場の大家さんが「庭の南天がふえたので」といって持ってきてくれた。

うちの庭にもいっぱい南天があるけど、昨日のそれは、夏の日傘みたいにみごとな枝ぶりだった

ので、二階のバンダヂの上に置いてある渡辺愛子作の信楽の「蹲」(うずくまる)に投げ入れた。

風鈴が「チロリン」と啼いたので、春日茶を入れてそれを眺めながら一服。大家は、京都の「でくのぼう」

という有名な華道の名取でもある。この街には、風雅な人が多く住む。

今日は日曜日なので16時まで営業。昨日は猛暑だったけど、蕎麦が途中で切れて、

夜が「インヨガ」だったので、途中で蕎麦打ちをした。老体には応えるけど、インヨガやストレッチ

をまじめやっているのですぐに回復。

今日は、蕎麦打ち名人に近づいた二人の女性を師範にしたいと、まだ5回目の新人男子

が特別参加。しかも男子禁制の「なんとなく普茶料理と蕎麦を喰う会」にも参加するらしい。

 

明日・6月2日(月)朝は「卵かけごはん」夜は「長屋で女史会」

6月3日(火)「英語で蕎麦会」

6月4日(水)「かっぽれ」

6月7日(土)はももちゃんの「薩摩琵琶のコンサート」

薩摩琵琶とか三味線の音が、長屋に鳴り響く。

6月18日(水)は座敷芸のたまちゃんライブ。

♪チントンシャン