昨日は「味楽会」。月に一度、佐賀出身のがばいじいちゃんKさんがやってきて、
カウンター8人限定で鮨会をやっていて、昨日で7回目。
じいちゃんといっても75歳。人生90年時代でいえば、まだまだ旅の途中だ。
前日の水曜日は「仕込み」もかねて、悠玄亭玉さんの独演会にも参加された。
85歳になる玉ちゃんの人生をかけた芸に堪能し、元気ももらったみたいで、
より気骨のある鮨であり、鮨を握る勇姿がよかった。
鮨の喰い方に流儀はいらないけど、いい友達とカウンターに座って
やるのは、いい。いい友達をたくさんもつには、自分がまずいい友達になることだ。
「佐賀のがばいばあちゃん」という映画が流行ったけど、人昔前には、津々浦々どの
街にも、そんなばあちゃん、じいちゃんがいっぱいいたような気がする。
玉ちゃんや、Kさんみたいになりたいとみんなが目標にすると、高齢化社会も
捨てたもんじゃない。
老人ホームのスケジュールに、「かっぽれ」や「気骨の鮨会」や「落語」や「漫才」
などが入ると、毎日が楽しくて、「まだいきたくない」という気持ちになるのではなかろうか。
今日は「ダメから始める中国語」
中国語を習ったけど、挫折した・・・という人たちが集まって楽しく中国語を勉強している。
マンネリをふせぐために、時々中国語で演歌を歌ったり、水餃子作りの日をつくったり、飲み会
で飲みすぎて脱線することしきり。一度テレビの取材にきたカメラマンのカメラが、手ぶれ
というより、肩ぶれ、いや体ごと笑っていて映像がぼけるくらい、笑いたっぷりの会でもある。
「笑い」のある毎日こそ、日々是好日。
来月は「貸し切り」で、常連さんの娘の披露宴パーティーがある。
そこで浅草で活躍する芸人プッチャリンが初登場。ぼくも大好きな芸人なので近々
天真庵ライブをやろうと密かに計画中。