今日は、薩摩琵琶のコンサートがあるので16時に閉店。
薩摩琵琶は、島津の殿様が戦国時代に盲僧に作曲させ、武士の志気を
たかめ、教養をたかめるような内容で、薩摩隼人たちの「たしなみ」になり、
全国に広がっていった歴史がある。今は昔の話だ。
筑前琵琶というのもある。下関の平家のお話「耳なし芳一」もそんな所縁と
深い関係がある。
「耳なし芳一」みたいなF1レーサーが20年前くらいにいた。スポンサーを小口で集め、
車に般若心経よろしく、スポンサーのロゴシールを張り付けて走る、というスタイルだった。
どんな繋がりだか忘れたけど、ぼくが「応援団長」に担がれ、新宿のホテルで発起集会を
行った。その後の彼の活躍は、記憶に残ることもなく風化していったけど、発起集会に
きてくれ挨拶してくれた西村明宏くんのことは印象深く残っている。当時は議員秘書をやっていたが、
今は衆議院議員として活躍しているようだ。引退してゆっくり時間がとれるようになったら、ゆっくり
飲みたい後輩のひとり。
今日は雨の中、しっぽりと薩摩琵琶を聴きながら、諸行無常の人生の中の「今」
を感じてみたいと思う。
「百琵琶庵」。18時半開場。