先日、畠山記念館で茶陶展をやっている藤田登太郎さんを訪ねた。
今日が千秋楽で3時までだけど、サッカーに関心のない人で、茶陶に
関心がある人はぜひいってもらいたい。師は千利休の少し前の時代に
さかのぼる茶人の家系で、四国の新居浜に窯をつくり、桃山時代の
志野茶碗を中心に、井戸茶碗や、萩茶碗、瀬戸黒茶碗、唐津など、
若いころから作ってきた茶碗が、凛とした空気の茶室に並べられている。
今年は77歳になられるらしいが、27歳の時に作った唐津の茶碗の
「かいらぎ」が、実にわびていて、よかった。ちょうど偶然、押上村の
友達のみかみくんと、地歌舞いの家元さんも同席し、華やいだ雰囲気
の中で、一服ごちそうになった。もちろん藤田さんの茶碗でいただく。
ぜいたくをいって、瀬戸黒茶碗に先生自らたてていただいた。
黒に茶碗に緑のお茶のコントラストと、人と人、人と自然や神が混然一体
となる刹那な妙。
「お茶」はほんとうに、幸せな人生を演出してくれる。
今日は日曜日なので16時閉店。
明日は「卵かけごはん」夜は「易の勉強会」
火曜日が「書をしよう会」
水曜日が「悠玄亭玉さん独演会」
木曜日が「気骨のすし庵」
毎日が「日々是好日」
幸せになるコツは、一瞬にして幸せになるような感性をこつこつ研くことかもなんばん。