長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

町内会に国立大学がやってくる

2017-03-23 10:39:31 | Weblog

昨日は「おんなかっぽれ」だった。おとこかっぽれの時は、自分も

参加するので、途中で「おでん」をあたためたり、からしをねったり・・・・二階と一階を

往復しながらお稽古するので、なんとなく忙しい。

おんなかっぽれと時は、下で仕込みをしながら、音楽聴いたり、本を読んだりしている。もちろん酒もちびりちびり・・・

昨日はヨーヨー・マのバッハを聴きながら、故・奈良本辰也先生の「葉隠れ」を読みながら、佐賀の銘酒「鍋島」を読む。

「深川」の三味の音を聴きながら酒を飲む・・・・最高の江戸の粋だ。♪いちあがり にあがり さんあがり 風流深川節・・・ちんとんしゃん。

奈良本先生は立命館大学の教授だった。彼の門下生に煎茶の小川流の家元の小川後楽さんがいた。反対に奈良本先生は

後楽さんの煎茶のお弟子さまだった。

後楽さんのご先祖さまに、小川可進という奇人がいて、医者でありながら煎茶に科学的なメスを入れ、煎茶の方式をまとめられ、「小川流煎茶道」

をつくられたかた。小川後楽さんは、ペンネーム「楢林忠男」という名で煎茶の本をたくさん著された。楢林という名は、先生の

奈良本から由縁する。楢林さんの「碧山への夢」というのを昨年読んだ。銀座の骨董屋「一楽堂」さんが閉店する3日前に

「君の先輩の書いた本がでてきた」といってくれたものだ。ちょうど南島原の蕎麦打ちにいく時だったので、いきのフェリーの中で

読んだ。不思議だけど、長崎の煎茶人たちのことが紹介されていたので、そのまま「くちのつ巷焙煎所」の、なつきくんに

「これよめ」とおいてきた。今回は、帰り際に小川後楽さんの「煎茶入門」を置いてきた。それを読んだじゅんさんが「わたしを

煎茶の弟子にしてください」という電話をもらった。友の遠方より来る、というのは孔子さまがいうまでもなく、うれしからずや、

である。能登半島から毎月煎茶のお稽古にこられる「梅茶翁」の三輪福さんに続いて、奇人のお弟子様が誕生した。

天真庵は「墨田区文花一丁目」にある。今朝の新聞に、町内会にある「中小企業センター」に、国立千葉大

がくる、というニュースが発表された。風のうわさでは「立命館がくる」というのもあって、近くの「酔香」のすがちゃん(やはり

立命館で)と、「そうなれば、この十間橋通りを、河原町通りに変更させようか」などと、勝手にイメージを膨らませていたいた、

けど・・・・ま、そんなことで「千葉大」がくるらしい。

今日はお休み。姪っ子のゆずが、都立高校に入学したので、これから銀座でプチ祝賀会へでかける。

一歳の時に母親と別れる、というきびしい修行をしてきたけど、無事元気に高校生になる。大学を千葉大に

したら、天真庵でアルバイトができるぞ、と誘ってみよう。