ボストンに住む「桐谷逸夫 」さんが、天真庵の絵を描いてくれ、コラムといっしょに
「桐谷逸夫 の一期一絵」という欄に素敵に紹介された。いつものように、朝五時に起き、
お店へてくてく歩いていた。確かに、今日も雀もカラスもいない不気味な静寂の中で、
読売の新聞少年が「お店がのってますよ」というので、近くのコンビニで買って目を通す。
建物も古色蒼然というか、年を重ねたよさがあるけど、桐谷さんの絵も、円熟された味
があり、文章もまた無駄のない一文字一文字を原稿用紙の田んぼの中に丁寧に植えていく感じ。
ボストンといえば、中学校の社会に「ボストン茶会事件」というのを習ったことがある。イギリスが
茶に多額の関税をかけたので、その植民地政策におこって茶箱を海に投げ捨て、それがアメリカ独立の
きっかけになった、そんな話だったと思う。それからアメリカ人は珈琲中心になり、スタバなどができた今にいたる。
人間は主客転倒というか、反対の立場になると、また同じようなことをする。トランプもまたカードをめくって、おなじようなことをやっているようだ。
こんなに地球に人があふれ、環境が危機的な状態になっているのに、ゼニカネや核ではなかろうに、と、幼稚園でもわかるようなことが
わからない政治家の多いこと。「世界モリトモ幼稚園」でもつくって、勉強しなおしてみたらよかろうに。
桐谷さんのコラムの見出しは「下町の寺子屋」だった。
昨日は「論語の会」今日が「書の会」 論語の会は22年続いている。書も10年目。
寺子屋は「読み書きそろばん」を教えてくれた場所。ただハウツーだけでなく、みんなが「和」に
なることの大切さなどもそこで習う。偏差値教育の中では、見落としがちなものが、ごろごろつまっている「場」である。