長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

おせちとかお雑煮とかみんな食べるの?

2016-01-04 07:42:01 | Weblog

仕事がら、正月からスーパーなどに顔を出す。

正月は、舟盛りの刺身なんかが飾ってあって、一万くらい

するけど、けっこう売れていた。コンビニも普通にあいているし、

宅配の鮨やピザなんかも元旦からやっているところが多い。

おせちとかお雑煮なんか喰うのかしらん。十間橋通り

に「ながしま」さんというお菓子やさんがあり年末には、つきたてのおもち

を販売している。隠れていないけど、名店である。ここのもちは日本一やで、ほんま。

おせちの簡略もんを昨日は酒肴にした。おせちとは本来「五節句」で、時代とともに

正月の煮しめのことをいうようになった。京都では「お煮し」という。お西、のことで

西本願寺の意味だ。昔はうるさいルールがあって、重箱の最上が「数の子」、二番目がゴマメ、

三番目にたたきごぼう(京都では、ごんぼ、いいます)・・・。

昨日は、そのみっつを作ってみた。まず数の子。これは年末に塩カズノコの塩ぬきをし、

酒粕の床に漬けていた。数の子というのは、子孫繁栄の縁起からおせちに使われて

いるのでしょうが、酒肴としても最高峰。

ごまめ。これはかたくちいわしの稚魚の干物。フライパンで煎って、蕎麦つゆで煮る。

ごまめは、田んぼの肥料として使われていたので、五穀豊穣の縁起から「田作り」

の別名ももつ。

たたきごんぼは、ごぼうをまな板の上でたたき、出汁で味付けして、煎ったごまとあえる。

この「おせちさんばかトリオ」があるだけで、正月の膳ははなやかになる。

できたら、漆の折敷の上かなんかにのせ、備前の徳利と斑唐津のぐいのみ、織部の向附け

があれば、「日本のお正月」になる。ここまでしてほしいな、日本人に生まれたいじょうは・・

いけない、今年の事始めの「卵かけごはん」が3分後にはじめりはじまり・・・

10時まで。

今日から12時ー19時の普通営業。今年もよろしくお願いします。感謝。


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