ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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「何とか王子」はもう結構

2007-05-24 10:44:32 | Weblog
石川遼選手(高校生だがここは敢えて選手と言う呼称を付けておく)を
「はにかみ王子」と呼ぶのは、マスコミの勝手で
本人には何の責任もないのだが、もう「何とか王子」には辟易する。

会見では「僕は庶民のでなので『王子』ではありません。」と
言って欲しかったが、15歳じゃまだ無理か。

「王子」を身分をあらわす称号ではなく、単なる敬称くらいに思ってるようです。
それとも本当に庶民ではなく「王子」なのかもしれませんね。

まあ、「殿」が、貴族の呼称から、主君、そして接尾語としての敬称へと、
格が下がって行ったのと同じように、
あるいはまた、「カリスマ」が、超人的預言者や政治家から、
単なる有名人の接頭語になり下がったように、
「王子」も単にかっこいい若者を形容する接尾語になりつつあるのかも知れない。

あの番組の「姫様」はいいよ、そういうキャラ設定でそういう服装だから、
「王女」でもよかったけどね。

芸能人同士が、自分の師匠を「殿」と呼び、若い人気タレントを「王子」と呼び、
自分たちをヨイショし合うロクでもない風習が一般化し始めたのかと思うと
ちょっと情けない気もする。

ともあれ、今回の石川遼選手の優勝はまさに快挙と言っていい。
プロの大会で優勝するなんてまぐれじゃあり得ない。

マスコミが騒ぎたてるのも無理からぬことです。

そう簡単に2勝目とはいかなくても、今後も活躍するでしょうし、
怪我のないよう精進してほしいものです。


なお、蛇足ですが、「王子」には文字通りの「王の子」の意味のほか、
神仏信仰の対象としての王子があります。

地名の王子(王子や八王子など)は、
この王子信仰の社に関係しているようです。
ただし、地名の王子には窪地(=凹地=おおち、おうち)に
由来するものもあるそうです。
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