上場企業の平均年収

プレジデントオンラインが直近の有価証券報告書をもとにして２０２０年版の上場企業の
平均年収ランキングを発表した。

それによるとトップはM＆Aキャピタルパートナーズの３１０９万円で昨年より６３１万円増えたとのこと。
全上場企業の平均年収は６３０万円（商工リサーチ調べ）らしいので、ちょうど平均年収分増えた計算。

これは一般用語でいう社員（経済用語では従業員のことで、社員とは株主を言う）の年収で、
通常の場合、役員は除かれるのでどこかの社長のように何億円ももらっている人は入っていない（はず）。

また平均と言っても、若者から定年間際まで幅広い年代の従業員がそれこそ何万人もいて若い世代が多い会社や
熟練の専門職が少数精鋭でやっている会社を同列には扱えない。
また非上場会社も入ってないし、個人事業主も入ってないから、これより多い会社もあるかもしれないし、
個人単位で見れば、平均の何倍、何十倍も稼いでいる人もいるかもしれない。

などと言うことはともかく、平均年収が１千万円を超える（平均だよ！）会社は１１０社。

平均にどこまで意味があるかは考えないといけないが、そうはいっても業種、業界でかなり差があると思われる。

発表されたデータをＥＸＣＥＬに落として色々分析しようと思ったが、ランキング表は画像で載せられていたので、
そのままではＥＸＣＥＬにできないので、目視でちょっと見てみた。

下世話な話だが気になるのは放送業界。
ＴＶに出ている方たちがすべてその放送局の社員とは限りません。
フリーの方もおられるし、子会社などの社員の方もおられます。
現在はフリーで某有名政治家の奥様でいらっしゃる美人アナウンサーも元々はフジテレビの子会社である
共同テレビジョンのアナウンサーでした。
ＴＶに出ているアナウンサーが、その局の平均年収に相応の給料をもらっていると思うと大間違いかもしれません。

といろいろ前置きしつつ、放送局の関連で見てみると、
東京放送ＨＤ（現ＴＢＳＨＤ）が１６２２万円（１万円未満切り捨て、以下同様）でトップ、全体でも堂々の８位。
しかし、あくまでＨＤの話であって、ＴＢＳテレビ、ＴＢＳラジオ、ＢＳ－ＴＢＳの社員が同じとは限りません。

続いて日本テレビＨＤの１４０１万円、全体の１４位。（以下、ＨＤ＝ホールディングス＝持ち株会社には注意）

テレビ朝日ＨＤ、１３８２万円、１７位。
ＲＫＢ毎日ＨＤ、１３２５万円、２２位。
テレビ東京ＨＤ、１３２４万円、２３位。
朝日放送グループＨＤ、１２２９万円、３６位。
スカパーＪＳＡＴＨＤ、１２２９万円、３７位。
中部日本放送、１１５２万円、５１位。
ＷＯＷＷＯＷ、１０４９万円、８９位。

と、有名ＴＶ局やそれを傘下に持つ企業が上位を占める。
繰り返すが、裏方はもとより、そのＴＶに出ているＭＣやアナウンサーがすべて局の社員（従業員）とは限らないので、
注意が必要だが、押しなべて高給取りの印象はある。