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野菜と果物の分類、定義はあいまいと言うか多様

2021-03-20 11:40:55 | 観察
先日、とあるテレビの叱られる番組で、野菜と果物の違いを知っているかという質問がありました。
甘さ(糖度)で分けると信じている人もいました。
これはちょっと考えれば間違いだと分かることで、例えばバナナは野菜バナナ(全く甘くない)ものと
我々が一般的に知っている甘いバナナがあるし、最近TVで糖度がメロン並みの甘いトマトなどが
紹介されることがあり、糖度で分けるなら同じ種類で野菜と果物が混在していることになります。

私自身はずっと草の実が野菜、木の実が果物、だと思っていたのですが、
実は定義はいろいろあるらしいです。

基本的には、草に生るものが野菜で、木に生るものが果物で、園芸学でもそうらしいですが、
農水省では、草に生る実のうち単年で生るものを野菜、複数年で生るものを果物と言うそうです。
文科省では、草に生るもののうち、一般的に果物と認識されているものは果物としているそうです。

例えば、イチゴ、スイカ。メロンは、園芸学や農水省は野菜、文科省はくだものに分類。
パイナップルは園芸学では野菜、農水省と文科省は果物にしているそうです。

じゃ、キーウイフルーツは木に生るので果物でしょうか。まったく甘くないですけど。
ドラゴンフルーツはサンカクサボテンの実ですが、生るのは3年目以降らしいので果物か野菜かが混在。
バナナも実は草なので、分類の仕方によって果物と野菜が混在。

分類の仕方によって野菜化果物かが変わると言うことは、突き詰めれば「どっちでもいい」というか、
「野菜と考えても果物としても大した差はない」ということでしょう。

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