夫婦５０割引、延長

大方の予想通り、夫婦５０割引の延長が決まり、２００７/６/３０まで１年間期限が延びた。
夫婦５０割引
ご存じない方のために、念のため申し上げると、映画館の入場料が
夫婦でどちらかが５０歳以上であれば、２人で２千円になる割引サービスである。
割引がないと普通１８００円のところが２人で２千円だから４５％ほどの割引になる。

もちろん夫婦で入場する場合に限るが、若い女性と一緒だからといって、
「お連れ様は本当に奥様ですか。」などと聞かれることはない。

昨年から始まった高校生友情プライス（＝高校生が３人以上の場合、一人千円になる）
も１年間継続される。

高校生の場合は学割があるが、それでも一人千円でいいのか！と思う人もいるだろう。
統計によれば、映画館入場料の一人当たり平均額は１２００円～１３００円らしいから、
一人千円にしてもそれほど大きなマイナスにはならない。

むしろそれで入場者が増えれば収入の絶対額が増えるわけで、
中年客の足を映画館に向かわせるキャンペーンとしては、効果が大きい。

というのも、繁華街の土日の映画館は満員御礼なんてこともあるが、
平日昼間の映画館は、どこでもとても空いているようだから、
ちょっとでも客が入った方がいいに決まっている。

入りが悪いからこの会の上映中止、というわけにもいかないからね。

最近は日本映画も結構面白いよ。
マンネリご当地シリーズ物もあるけど、若手俳優や監督が結構頑張っているんじゃないかな。

ちょっと脱線するが、だめなのは洋画の吹替え版。
全部ではないが、まともに台詞のしゃべれないお笑い芸人を吹替えに使い、
その話題性を売りにしているものは最低。
ちゃんとした俳優の吹替えと比べると雲泥の差、月とすっぽん、です。
（吹替え版でもいいものはある、ということです、はい）

ともあれ、「夫婦５０割引」の継続は歓迎すべきことだが、
惜しむらくは、延長などといわず制度として定着させて欲しかった。