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そのライフハックは本当か、節分にまつわる怖い話

2021-02-02 22:41:07 | 観察
もう節分の日もあと数時間で終わってしまうので、今更なんですが、節分にまつわる怖い話と出てたので
気になって読んでみました。


まず引っかかったのは昼間や夕方に豆をまいても意味がないと言う説。
なぜなら鬼は夜行動するから、ですって。

昨今は多くの神社仏閣で豆まきが行事として行われている。
各地で有名人が招待されて豆をまく風景が、TVなどで紹介されるが、夜やっているのは見たことが無い。
夜やるところはあるかも知れないし、メディアの都合で放送されないだけかもしれない。
しかし、昼間やっている神社仏閣はも全く無意味なことを正々堂々とやっているのだろうか。

鬼が夜行動する説の根拠は多分「百鬼夜行」から来ているんだろうと思う。
しかし、そもそも鬼は夜しか行動しないのか。だとすれば桃太郎は鬼の寝込みを襲うことになるだろうか。

恵方巻は黙って食べるのが習わしと一般に言われているが、喋ると欲につられて鬼が来る説は聞いたことが無い。
おそらくこの記事の筆者がこどもの頃の節分で「喋って食べると鬼が来るよ」とでも言われたのではないだろうか。

恵方巻は船場の一部の商家で行われていた風習をもとに海苔屋とか寿司屋が巻き寿司のイベントとしていたが
(関西で巻きずしと言えば太巻き)一向に認知度は上がらなかった。
それが、広島だったと思うがセブンイレブンが「節分に恵方巻の丸かじり」として宣言し、各コンビニやスーパーが追随。
一気に全国に広まったのが20世紀末から21世紀初頭。
今の形になって僅か20年ほど。もう少し前の海苔屋寿司屋の販促からでも40年ほど。
具材の種類も数も決まりはないし、鬼の話は関係ないと思われる。

豆まきに話は戻って炒り豆でないと福を呼び込めないと言う話も初耳。
昔は本当に豆をまいていたから、鬼を追い払った豆が庭などにばらまかれ「芽が出ると縁起が悪い」と言うことはあったらしい。
豆を炒っておけば当然芽は出ないので(聖☆お兄さん、14巻、第101話除く)縁起が悪いことは起こらない。
アーモンドにしろ、ピーナッツにしろ、生で売っていることはまずないので撒いても縁起の悪いことは起こらない。

そもそも、節分の豆まきは家中に思う存分豆をまくイベントではないので、行事の由来を考えるのは良いとしても、
子供に適当な話をして変な記憶を植え付けるのは止めた方が良い。

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