中秋の名月２０２３（2023/9/29）

２０２３／９／２９は「中秋の名月」で且つ「満月」でした。

次に「中秋」と「満月」が重なるのは２０３０年だということで、
ＴＶ各局は「月が見えるかどうか」の予報に一喜一憂。
予報では全国的には夜晴れですが、関東の一部には雲がかかるので
「東京で見れるかどうか」に関心が寄せられていました。

さて、旧暦では秋は「七月、八月、九月」の３か月を言い、各月は、初秋、中秋、晩秋となります。
つまり、中秋とは旧暦８月のこと。
名月は十五夜の月のことですから「中秋の名月」は「旧暦八月十五日の月」になります。
つまり、天文学的に満月かどうかにかかわらず、旧暦８月１５日が中秋の名月です。

一方、月の朔望は約２９．５日周期で訪れます。
新月（朔）が一日で、２９．５日後が次の新月ですから、十五夜はその半分、月齢１４．７５が満月。
２９日は午後６時の月齢が１４．４前後、深夜０時が１４．６、翌日朝６時（すでに月の入り後）１４．９
なので、２０２３／９／２９が満月になります。
これが、久しぶりに旧暦８月１５日と重なったわけです。