
2010/5/13。新橋ヤクルトホール。
この会場は久しぶり、かな。
1階の男子トイレが女子トイレにされていて、男子トイレは2階のみになっていた。
いつも女性の方は混んでますから、それはそれで正解でしょうけど、今回は空いてました。
またスポンサーからの食品が1/5の確率でプレゼントされたのだが、見事に外れた。
**
堤真一、夏川結衣、成宮寛貴、余貴美子、江本明、中越典子。
*
都心の病院で働く新米医師の中村弘平(成宮寛貴)は、
母浪子(夏川結衣)の葬式に実家に戻ってきていた。
弘平は浪子の遺品を整理するうち、1989年の日記を見つける。
そこには当時のさざなみ市民病院の様子が克明に描かれていた。
*
さざなみ市民病院は、京葉大学病院から医師の支援を受けていたが、
野本六男(生瀬勝久)外科医長もその一人だった。
技術が伴わず、医療ミスを繰り返しては、京葉大学病院に送ったり、
手遅れだったと言い逃れる日々で、浪子たち看護婦や若手の医師もその様子を見て、
仕事が嫌で堪らないという心境だった。
そんな病院に一人の医師がやってくる。
市長からの要請を受けた当麻鉄彦(堤真一)は病院についてすぐ、
器具をぞんざいに扱う浪子に注意をし、いきなり説教する嫌な奴と思われてしまう。
しかし、当麻は慣例で京葉病院に送るような難しい手術を鮮やかにやり遂げる。
浪子は初めて手術が美しいという感情を抱くのだった。
院長は第2外科を設け、当麻を医長に据えることにする。
その後も当麻のメス捌きは、見事の一言。
この病院でもそんな手術ができる、医局員たちの感嘆は、
当麻への敬意と信頼へと変わっていく。
浪子もその一人。
テキストやビデオで手術の段取りや使用する用具、器具の手順を覚え、
スムーズに当麻を手伝えることを目指す。
1年ほどして大きな事件が二つ起こる。
それは、病院の存続を揺るがし、当麻自身の立場にも影響する決断を迫られるものだった。
果たして当麻の決断は、そしてそれはうまくいくのだろうか。
**
手術シーンは素晴らしい。
順天堂大学の現役医師が全面的にバックアップしたと聞くが、
細かい部分にも「本物らしさ」が漂い、手際の良さが際立つ。
しかも、必要以上にきわどいシーンは見せていないところも好感だ。
何よりこの映画の主題は人間ドラマであって、手術マニュアルではないのだから。
医師としての当麻は素晴らしい。
金や名誉には目もくれず、ただ患者の命を救うために努力を惜しまない。
しかも、技術は超一流で、裏表のない性格と来た。
自分がもし病気で手術になったら、是非執刀医をお願いしたいと思うほどだ。
しかし、映画を離れて当麻を一人の人間として見た場合はどうなのか。
患者やその家族の気持ちは理解しても、普通の人の心は察することができない。
いわゆる仕事バカであるし、ワーカホリックでもある。
医師としてはそれでいいのかもしれないが、医師という肩書を脱ぎ捨てた途端、
何もなくなってしまうような気がした。
この会場は久しぶり、かな。
1階の男子トイレが女子トイレにされていて、男子トイレは2階のみになっていた。
いつも女性の方は混んでますから、それはそれで正解でしょうけど、今回は空いてました。
またスポンサーからの食品が1/5の確率でプレゼントされたのだが、見事に外れた。
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堤真一、夏川結衣、成宮寛貴、余貴美子、江本明、中越典子。
*
都心の病院で働く新米医師の中村弘平(成宮寛貴)は、
母浪子(夏川結衣)の葬式に実家に戻ってきていた。
弘平は浪子の遺品を整理するうち、1989年の日記を見つける。
そこには当時のさざなみ市民病院の様子が克明に描かれていた。
*
さざなみ市民病院は、京葉大学病院から医師の支援を受けていたが、
野本六男(生瀬勝久)外科医長もその一人だった。
技術が伴わず、医療ミスを繰り返しては、京葉大学病院に送ったり、
手遅れだったと言い逃れる日々で、浪子たち看護婦や若手の医師もその様子を見て、
仕事が嫌で堪らないという心境だった。
そんな病院に一人の医師がやってくる。
市長からの要請を受けた当麻鉄彦(堤真一)は病院についてすぐ、
器具をぞんざいに扱う浪子に注意をし、いきなり説教する嫌な奴と思われてしまう。
しかし、当麻は慣例で京葉病院に送るような難しい手術を鮮やかにやり遂げる。
浪子は初めて手術が美しいという感情を抱くのだった。
院長は第2外科を設け、当麻を医長に据えることにする。
その後も当麻のメス捌きは、見事の一言。
この病院でもそんな手術ができる、医局員たちの感嘆は、
当麻への敬意と信頼へと変わっていく。
浪子もその一人。
テキストやビデオで手術の段取りや使用する用具、器具の手順を覚え、
スムーズに当麻を手伝えることを目指す。
1年ほどして大きな事件が二つ起こる。
それは、病院の存続を揺るがし、当麻自身の立場にも影響する決断を迫られるものだった。
果たして当麻の決断は、そしてそれはうまくいくのだろうか。
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手術シーンは素晴らしい。
順天堂大学の現役医師が全面的にバックアップしたと聞くが、
細かい部分にも「本物らしさ」が漂い、手際の良さが際立つ。
しかも、必要以上にきわどいシーンは見せていないところも好感だ。
何よりこの映画の主題は人間ドラマであって、手術マニュアルではないのだから。
医師としての当麻は素晴らしい。
金や名誉には目もくれず、ただ患者の命を救うために努力を惜しまない。
しかも、技術は超一流で、裏表のない性格と来た。
自分がもし病気で手術になったら、是非執刀医をお願いしたいと思うほどだ。
しかし、映画を離れて当麻を一人の人間として見た場合はどうなのか。
患者やその家族の気持ちは理解しても、普通の人の心は察することができない。
いわゆる仕事バカであるし、ワーカホリックでもある。
医師としてはそれでいいのかもしれないが、医師という肩書を脱ぎ捨てた途端、
何もなくなってしまうような気がした。
だからという訳ではなくて、もしお読みになっていないようでしたら是非どうぞ。とても面白いです。
「人としてどうなのか」を考えてしまったということは、
逆に言うと映画がよくできていたということだと思います。
小説原作の映画ではどうしても切り捨てなければならい部分が出てしまい、
そこが人間当麻の影を薄くしてしまったと思われますが、
小説では翔子との恋愛にも触れられているということで少し安心しました。
順天堂大学のバックアップでしたかぁ~
私もどこかのポータルサイトでそういう情報を読んだ気がしてたのですが、どこの病院だったか思い出せなくて感想には書かなかったのです・・・
なんか、人間の気持ちに鈍感と言う事ももありますが、特に女心に異常に鈍感でしたよね~そういう学問一筋な感じが、ドラマ「やまとなでしこ」のおうすけに似てる感じがして、お得意の分野だなと思いました(笑)
>人間の気持ちに鈍感
>特に女心に異常に鈍感
>学問一筋な感じ
そうなんですよ。
それはそれで良いんですが、
もう少し世俗的な感情も見せて欲しかった。