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映画「室井慎次 敗れざる者」@ユナイテッドシネマ豊洲(2024/10/24)

2024-10-28 17:20:07 | 映画感想
映画「室井慎次 敗れざる者」
2024/10/24。ユナイテッドシネマ豊洲、10番スクリーン。


「踊る」シリーズ(踊るはもちろん、「踊る大捜査線」のことだが、)」


柳葉敏郎、齋藤潤、前山くうが、前山こうが、筧利夫、真矢ミキ、松下洸平、福本莉子、生駒里奈。


秋田の田舎町、湖畔の一軒家に住む室井慎次(柳葉敏郎)
地域の警官が訪ねてきて、置かれた立場が分かる。
室井は定年を前に田舎に引っ込んで、犯罪被害者の息子である森貴仁(齋藤潤)と
加害者の息子、柳町凛久(前山くうが・前山こうが)の里親として3人で暮らしている。
室井は2人の里子をタカ、リクと呼ぶがリクは半不登校状態で人見知り。

そんなある日、湖(溜池?)の向こう側で悪臭がし、腐敗死体が埋められているのに気が付く。
死体の身元は「踊る、劇場版」第2弾の犯人の一人であると判明。
服役を終えて出所し間もないとのことだった。
事件にかこつけて、室井を追い出そうとする地元猟友会のみんな。

一方、タカの母の殺害犯の弁護士、奈良育美(生駒里奈)が、タカに接触し、定期的に送っている謝罪の手紙を理由に被告に有利な証言を得ようとする。

また、素行の悪さに母親が精神を病み、室井に面倒を見させようと送り込んだ
日向杏(福本莉子)が、室井の悪口(嘘)を言い、リクが感化されてしまう。

タカは聡子を負い目に大学進学を躊躇しているし、リクは不登校で杏に感化されている。
杏は3人をかき回し続ける。

室井は、秋田県警と警視庁の合同捜査本部に呼ばれ無理やり協力させられる。

地元猟友会は何かと室井を目の敵にし「クマ出没騒動」にかこつけて、室井に
反目する。

問題だらけ、敵だらけの状況で、四面楚歌の室井ら新たな事件が舞い込んでくる。

いが、次回作に続く。


織田裕二、深津絵里、いかりや長介など過去の主要メンバーが回想シーンとして何度も登場する。

室井が移動せずに早期退職したため、いやいや就任した秋田県警本部長に筧利夫。
警察庁長官官房審議官に昇格した真矢ミキ、などなど、立場は変わっても
顔なじみのキャストがずらり。

地元の抜け作警官は矢本悠馬。警視庁の若手刑事に松下洸平。
タカの母(キャバ嬢)に佐々木希。学友は日向坂の丹生明里。
室井を敵視する猟友会のトップに小沢仁志、ナンバー2に木場勝己。
小澤の娘に飯島直子、地元の雑貨店店主にいしだあゆみ、等々。


ネタバレになってしまうが、今作ではトラブルは多く起こるが、決定的な事件は起こらない。
死体発見は大事件ではあるが、室井はなるべく距離を取るし、レインボウブリッジについては
距離を撮ろうとしているのか、「封鎖できなかったが」のセリフがざっと3回は出てくる。


115分と邦画にしては短めだが、二部作ということもあるのか、演出はテレビ的で間が多い。

ともあれ、「踊る」ファンにとっては懐かしくもあり、入り込みやすい内容だろうと思う。
また、寡黙で、周りに溶け込もうとしない、それで良いのかと思えるような室井の言動は
亀山Pの言う「警察を辞めて、無念の思いで、少し拗ねている 」ことを表していると思えば納得かも。


続編の「室井慎次 生き続ける者」は11/15公開。
チラシは両作兼用で、もう一種のチラシ

も、裏を返せば続編のものだった。

画像は同じ場所、同じ構図だが、服装が違っている。


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